また、机に歯ブラシを置けば、そこで歯を磨くことができます。口の中が泡だらけになれば、洗面所に行かざるをえない。洗面所のそばには、たいてい浴室がありますから、そのままお風呂に入るチャンスです。

いかに立ち上がる必然性を作るか、それがポイントです。

風呂キャンしても自分を責めない

いろいろ対策をお伝えしましたが、実際のところ人間は、1日ぐらい風呂に入らなくても問題ありません。それでも、風呂キャンする自分を責めてしまうという人は、常に職場にデオドラントシートやドライシャンプーを備えておくと少し安心できるでしょう。

さらに、風呂キャンした日の自分用に職場にお菓子を用意しておくのもおすすめです。送別シーズンに渡すような「おつかれさま」などのメッセージが書かれたお菓子なんて、ぴったりです。

風呂キャンする人は、逆に言うとお風呂に入れないくらい、毎日、ヘトヘトになるまで頑張っているということ。風呂キャンをした翌朝は、そんな自分を労ってあげませんか。本当に毎日、おつかれさまです。

中島美鈴『なぜあの人は時間を守れないのか』(PHP研究所)

中島美鈴(なかしま・みすず)
臨床心理士。公認心理師。心理学博士(九州大学)。専門は時間管理とADHDの認知行動療法。

構成=高木さおり

中島美鈴
中島美鈴

1978年福岡生まれ、臨床心理士。公認心理師。心理学博士(九州大学)。専門は時間管理とADHDの認知行動療法。肥前精神医療センター、東京大学大学院総合文化研究科、福岡大学人文学部などの勤務を経て、現在は中島心理相談所 所長。他に、九州大学大学院人間環境学府にて学術協力研究員および独立行政法人国立病院機構肥前精神医療センター臨床研究部非常勤研究員を務める。『ADHDタイプの大人のための時間管理ワークブック』(星和書店)、『働く人のための時間管理ワークブック』(共著、星和書店)『脱ダラダラ習慣!1日3分やめるノート』(すばる舎)、『マンガで成功 自分の時間をとりもどす時間管理大全』(主婦の友社)、『なぜあの人は時間を守れないのか』(PHP研究所)など著書は50冊以上にのぼる。