遊佐町に陸上養殖試験場を持つ水産食品大手の「ウミオス」が養殖したサクラマスをさかた総合市場の競りにかけた。

ウミオスの遊佐試験場では、9年前からサクラマスをはじめシロザケ・アトランティックサーモンなどの陸上養殖の研究を行っている。

中でも県の魚であるサクラマスは、春を告げる魚として庄内では祝いの席などで食べられる高級魚。

ウミオスでは2025年から市場の評価を見るために、養殖のサクラマスをさかた総合市場の競りにかける「試験上場」を行っている。

10日、競りにかけられたのは、2024年8月~10月に採卵・受精したサクラマス10匹。
1年半で体長は平均54センチ・重さは2.5キロまで育ち、天然ものに比べ脂の乗りが良いのが特徴。

10日は多くの競り人の注目を集める中、鮮魚店などが1キロ3100~3200円で競り落としていた。

(菅原鮮魚・佐々木弘平取締役本部長)
「ことし初物だったので買ってみた。地物のマスが少ないし高いので、これはこれで需要があれば良い」

(umios中央研究所 遊佐陸上養殖試験場・渡辺翼さん)
「しっかりと養殖された魚で脂も乗っていて、品質は評価をいただいていると感じた。あとは大きい魚を安定していかに生産できるかが課題」

2025年に出荷したサクラマスに比べ1キロほど小さく、キロ当たり約200円~300円値を下げた。
サクラマスの漁獲量は年々減少傾向で、ウミオスは2027年以降も試験的に出荷し、市場の評価を確認したいとしている。

さくらんぼテレビ
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