毎日、約70トンの家庭ごみや一般廃棄物が集まる新潟県新発田市のごみ焼却施設。ここにも原油価格高騰のしわ寄せがきています。
【新発田広域クリーンセンター 肥田野正信 場長】
「うちの施設は全部で3つ焼却炉がある。朝、ゴミを入れてから重油を使ってバーナーでたいて火をつけて焼却する」
この施設では。3つの焼却炉の点火の際にそれぞれ100リットル、合わせて300リットルの重油が毎朝必要になると言います。
年間に必要な重油の量は19万リットル。
ただ、ここ最近の原油の価格高騰を受け、この春1リットルあたり30円値上がりました。
【新発田広域クリーンセンター 肥田野正信 場長】
「重油単価で約30%上がっているので、これが続くようだと年間で600万円ほど差が出るのでは」
そして、肥田野場長の頭を悩ませているのは、価格の高騰だけではありません。
【新発田広域クリーンセンター 肥田野正信 場長】
「4月の頭のころに業者から『今年、重油の確保が難しくなるかもしれない』と聞いた」
このままの中東情勢が続けば、焼却炉の点火に使う重油の入手が困難になるというのです。
【新発田広域クリーンセンター 肥田野正信 場長】
「値段が高くなるのももちろん困るが、ものが入ってこない、必要なものが必要なときに手に入らない。それが正直一番困る」
この施設では、重油を取り扱う業者、数社から3カ月に1度見積をとり、一番価格が安い業者から重油を購入する入札方式をとっています。
そのため、品薄になりつつある原油は業者の固定客に流れる傾向にあり、入札方式で購入している焼却施設にとっては入手が困難になるというのです。
【新発田広域クリーンセンター 肥田野正信 場長】
「実際問題、生ごみが焼却できないとなると、収集を止めたりというような影響が出ないようにしたいとは思っているが、懸念はある」
生活に必要不可欠な市民サービス。先行き不透明な状況はいつ改善されるのでしょうか。