新潟県小千谷市で行われたニシキゴイの初セリ。生産者から中東情勢の影響を懸念する声が聞かれました。
“泳ぐ宝石”とも言われるニシキゴイ。
小千谷市にあるJA魚沼の錦鯉市場で行われたのは、今年度初めてのニシキゴイのセリです。
セリには17の生産者がニシキゴイを出荷。
市場の水路に運ばれたニシキゴイを県内・県外から集まった買い付け人たちが次々と競り落としていきました。
ニシキゴイ生産者でもあるJA魚沼の担当者は…
【JA魚沼経営管理委員 大塚嘉和さん】
「コイ屋さんも除雪など厳しい冬を過ごしたが、やっと暖かくなって、セリが始まると『ああ、春が来たんだな』と、やはり気持ちは違う」
一方で、中東情勢の悪化はニシキゴイの生産にも暗い影を落としています。
【JA魚沼経営管理委員 大塚嘉和さん】
「いま、ニシキゴイ業界は輸出が盛ん。これから飛行機の輸送費がかなり上がってくると思うし、飼料は輸入に頼っている面がかなりあるので、これから値上げラッシュが来ると思う。先行き不安な面はけっこうある」
ニシキゴイの生産者が懸念するのは今後の影響。
ニシキゴイは海外の愛好家も多く輸出が盛んですが、燃料費の高騰による空輸コストの上昇や輸入に頼るエサの値上げなどが見込まれると言います。
さらに影響が長引けば、冬場にはニシキゴイを飼育するハウスの灯油代生産コストの上昇も危惧されています。
【JA魚沼経営管理委員 大塚嘉和さん】
「悪いものでも、いいものでも経費は同じくかかるので、(一匹一匹の)グレードを上げてカバーしていかないと難しい」
外的要因によるコスト上昇への対策は限られているため、生産者が中東情勢の行く末に気をもむ日々が続きます。