宮崎県都城市の養豚場で見つかった家畜伝染病「豚熱」に感染した疑いのある子豚について、野外由来の豚熱ウイルスへの感染が確認されました。
宮崎県は養豚場で飼育するすべての豚の処分を進めています。

宮崎県によりますと、8日に都城市の養豚場から「下痢の症状が続く子豚が増えている」と県に通報があり、国の検査機関で死んだ子豚などを調べた結果、野外由来の豚熱ウイルスへの感染が確認されました。

これを受けて、県は10日午前11時ごろからこの養豚場で飼育しているすべての豚約5500頭の処分を進めていて、午後3時時点で約1400頭の処分が完了したということです。
県は豚の処分を4月13日には終える見込みです。

また10日は、各市町村の担当者や県内の畜産関係者などが参加し緊急防疫対策会議が開かれました。

今回豚熱にかかったのはワクチンを接種したばかりの子豚で、宮崎大学産業動物防疫リサーチセンターの吉田彩子センター長は、感染の原因について次のように推察しています。

(宮崎大学産業動物防疫リサーチセンター 吉田彩子センター長)
「ワクチンの効果が十分にでる前、ちょうど免疫の空白期間に感染をしてしまったんだろうという風に考えている」

県は、豚熱ウイルスを農場内に持ち込まないよう豚舎専用の衣服の着用や靴の履き替えなどを改めて徹底するように呼びかけました。

県内の農場での豚熱の発生は、日本が豚熱の清浄国となった2007年以降、初めてです。

テレビ宮崎
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