28年前の4月7日、新潟空港から韓国に向かったのを最後に行方が分かっていない特定失踪者の中村三奈子さん。母・クニさんが7日、空港の利用者に情報提供を呼びかけました。
アゲハチョウが指先に止まり、笑顔を見せる女の子…3歳の中村三奈子さんです。
【三奈子さんの母・中村クニさん】
「本当にこれは、あの子の声が耳元に聞こえてくるような、今でも聞こえてくるような感じがするが、もう46歳になっているから」
北朝鮮による拉致の可能性を排除できない特定失踪者・中村三奈子さん。
高校を卒業したばかりだった28年前の4月7日、新潟空港から韓国に出国したのを最後に行方が分かっていません。
7日、その新潟空港で県の巡回パネル展が始まり、母・クニさんが自ら娘の写真を展示したほか、韓国に向かう人たちに情報提供を求めるチラシを配りました。
【三奈子さんの母・中村クニさん】
「娘が28年前に、この飛行場から韓国に行っていなくなっている」
【韓国人観光客】
「(韓国で)周りを注意深く見たいと思う」
去年11月には国連人権理事会の作業部会が三奈子さんなど12人を北朝鮮に安否を問い合わせるリストに掲載。
クニさんは国連の動きを歓迎する一方、日本政府に対し「特定失踪者のことを忘れないでほしい」と話します。
【三奈子さんの母・中村クニさん】
「まず、北朝鮮に一歩でも入っていただいて、拉致被害者が確実に生活しているという情報を日本に持ってきていただきたい」
行方不明から28年…46歳になった娘を探す母は4月、83歳を迎えます。