春休み最終日に待望の復活です。愛媛県砥部町にある「とべ動物園」のアイドル“白くまピース”が、体調が回復したため公開が7日に再開され、大勢のファンが駆けつけました。
公開スペースを覆っていた幕があげられると、歩き回る元気なピースの姿。ファンも安堵の表情です。
新居浜から週3回通うファン:
「元気な姿が見られるようになって本当に良かったです。やっぱりここの看板なので」
午前10時。11日ぶりに姿を見せたホッキョクグマのピース。柵に手をかけこちらを観察したり横になってくつろいだり。公開再開の初日から愛らしい姿をふりまきました。
ピースは3月25日頃から体力の低下と食欲不振が確認されたため公開を一時中止。体調不良の原因は右の前脚の細菌感染による炎症と見られ、処置が行われたあと食欲も含めた体調は回復。担当の高市キーパーや獣医師の判断を踏まえて、公開が再開されました。
再開初日は平日にも関わらず、愛媛の内外から多くのピースファンが駆つけました。
東京から訪れたピースファン:
「いつも通りでうれしいです。ピーちゃんいつも(のように)元気でマイペースでよかったです。元気もらいます。本当に見ているだけで、のんびりしている姿それだけでうれしい」
松山市から訪れた来場者:
「年齢も年齢なので大丈夫かなと思ってすごく心配してました。本当に元気になって良かったです。かわいいです」
高市敦広キーパー:
「朝も投薬用のミンチも元気に食べてくれまして、元気な時にする『チュッチュ』というのも見られるので、落ち着いていい感じです。目の表情も落ち着いていて良いです」
ピースは1999年12月、体重680グラムで誕生。母親のバリーバはピースを生んだ直後に興奮状態になったため、とべ動物園は当時、国内でも成功例がなかったホッキョクグマの「人工ほ育」を決意。高市キーパーは生まれたその日からピースを自宅に連れて帰り、2人の子どもたちとともに家族の一員として育てました。ミルクの種類から排泄の仕方まで何もかもが手探りだった人工ほ育。持病の「てんかん」とも向き合いながら、これまで様々な危機を乗り越え、「人工ほ育」のホッキョクグマとして国内最高齢を更新し続けています。
この状況のなかで起こった今回の体調不良。ホッキョクグマの平均寿命は25~30才と言われていて、26才のピースは高齢期にあたります。高市キーパーは26年の間で「一番といっていいほどの危機」を感じたといいます。
高市キーパー:
「状態が落ちているときは、私もちょっと覚悟しないといけないのかなという位の状態。立ち上がることもできない、食べることもできないというところだったので」
「大きな存在であると再認識」。獣医師の懸命の処置によって食欲や体力もほとんど回復したピース。とべ動物園はピースの体調管理を第一にケアを続けるとし、引き続き「温かく見守って欲しい」と呼びかけています。
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