4月6日、岐阜県警で初めて、柴犬が警察犬に任命されました。シェパードなどの大型犬に比べ、狭いところに入れるなどのメリットもあり、今後の活躍が期待されています。

■厳しい試験を突破…柴犬が警察犬に

岐阜県の揖斐警察署で行われた警察犬の任命式。大きなシェパードなどとともに任命された柴犬「つぶ」(メス・2歳)は、岐阜県警で初めてとなる“柴犬の警察犬”です。

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 においなどを頼りに行方不明者などを探す警察犬には、警察が直接管理する「直轄犬」と、一般家庭などで飼育される「嘱託警察犬」があり、全国の警察犬の9割が嘱託警察犬です。

 犬種はシェパートやドーベルマンなど7種が適しているとされていますが、岐阜県警では優秀な警察犬を確保するため、犬種の制限を設けていません。

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岐阜県警揖斐署の森上隆則署長:
「犬でしか探せない、犬の嗅覚が頼りになる。小回りが利くといいますか、柴犬は優秀な犬種だと聞いておりますので、大いに期待しております」

「つぶ」は2025年11月、嘱託警察犬の審査会に挑戦し、鋭い嗅覚と集中力で遺留品を発見し、見事合格を果たしました。

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指導手の所さん:
「警察犬といったらシェパードとかラブとかゴールデンのイメージが大きいので、どんな犬でもなれるという証明に少しはなれたかなと思います」

■警察犬に必要な能力は?小型犬ならではのメリットも

岐阜市の岐阜北警察署では、3年前に小型犬として岐阜県初の嘱託警察犬となったミニチュアシュナウザーのテトラ(オス・5歳)が、1年ぶりに嘱託警察犬に任命されました。

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 ミニチュアシュナウザーは作業犬や番犬として重宝されてきた歴史もあり、警戒心が強く、飼い主に忠実とされています。

 警察犬は体の大きさだけではなく、集中力や判断能力、人との協調性なども必要となります。危険物の探知や行方不明者の捜索など、場合によってはスピードや筋力よりも、嗅覚や細かな指示に的確に反応できる能力が求められ、体の大きさが絶対条件ではないのです。

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 小型の警察犬に注目が集まる背景について、民間で嘱託犬を訓練する三重県の伊賀第一ドッグスクールの中誠太郎さんは次のポイントをあげています。

・プライバシーに配慮
出動していても警察犬が捜索していると分かりづらく目立たない

・動きが機敏で狭い場所にも入れる
大型犬では入れないような狭い場所に入っての捜索が可能

 全国の嘱託警察犬にはチワワやミニチュアダックスフンドもいて、埼玉県警ではトイプードルの警察犬が、行方不明となった高齢者を探し出したこともあるそうです。

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 また、警察犬になるまでの期間にかかる費用も、代表的なシェパードが食費と訓練費用をあわせて7〜8万円ほどかかるそうですが、ミニチュアシュナウザーなどの小型犬は5〜6万円だということです。

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