天皇皇后両陛下と長女の愛子さまは6日、東日本大震災から15年を迎えた中、福島県を訪問されています。
ご一家そろっての被災地訪問は初めてとなります。
6日午後4時20分ごろ、天皇皇后両陛下と長女・愛子さまは、花束を手に前に進み、海に向かって深く拝礼したあと、被災者に献花されました。
ご一家そろって被災地を訪問されたのは初めてです。
6日朝、新幹線で福島へ向かわれたご一家。
雅子さまは紺のパンツスーツ、愛子さまは紺のスーツの装いです。
午前11時半ごろ、福島駅に到着されると、駅前では大勢の人たちが出迎えました。
幼いころから「人の役に立ちたい」という思いを持ち、ボランティアに関心を寄せてこられた愛子さま。
2022年3月の成年の会見で、愛子さまは「自分の住んでいる街であるとかないとかに関係なく、(ボランティアが)人の役に立とうと懸命に活動されている姿に非常に感銘を受けました。私自身、災害ボランティアなどのボランティアにも関心を持っております」と述べられていました。
こうした思いから、大学卒業後、日本赤十字社に就職し、社会人3年目となった現在も、引き続き若いボランティアの育成などの業務に携わられています。
2025年5月に能登半島地震の被災地を訪問した際には、初めて災害ボランティアの現場を見学されました。
また、9月には防災に関する大会に皇室から初めて出席するなど、被災地に寄り添う活動を続けられています。
災害の経験や復興の記憶を次の世代へ引き継いでいくことを大切に考えられている両陛下。
陛下は「愛子にも、これからも被災地の人々に心を寄せていってもらいたいと思っています」と語られていました。
側近によりますと、今回の愛子さまの同伴は両陛下の希望によるものということです。
ご一家が移動されると、沿道の人からは「かわいい~!」などの歓声が上がりました。
そして午後4時前、東京電力福島第一原発がある双葉町を、震災後初めて皇室として訪問されました。
沿道に集まった人は「すーんごくうれしかった。力になりますよ」「初めて拝見して、すごく感動しました。一生忘れることのない記念になった」と話しました。
東日本大震災・原子力災害伝承館では、集まった人々にご一家が手を振られると歓声が上がりました。
震災と原発事故の記憶と記録を教訓として伝えるこちらの施設では、地震や津波、原発事故により犠牲になった全ての人たちを悼み、花を手向けて黙礼されました。
そして、担当者が「3月11日にはここにも津波がきまして、ちょうどあの高さまで、4メートルまで」と説明すると、陛下は「4メートル、すごいですね」と話され、愛子さまも「この窓の高さまで」と津波と浸水被害の高さを確かめ驚かれていました。
そのあと、除染や子供たちの定期的な甲状腺検査など、健康不安の解消に向けた取り組みなどの展示へ。
このあと、ご一家は被災者と懇談。
7日は大熊町や浪江町などを訪問される予定です。