6日は気温が上昇し、夏日となった地域もありました。
一方で、東京の「水がめ」の1つには渇水の危機が迫っています。

都民の水を支える東京の水がめが今、水不足のピンチを迎えています。

ダムを見にきた人:
ちょっとやばいですよね。もっと節水しないとまずいと思う。

イット!が6日に向かったのは、東京・奥多摩町の小河内ダムです。

満水なら、都民40日分の飲み水を賄うことができる小河内ダム。
ところが現在はその半分以下、13.5日分まで減少していました。

水道局 小河内貯水池管理事務所・中村幸一所長:
平成以降最低の水準になっている。このままどんどん水位が下がっていけば、都民の皆さまにも節水を呼びかける可能性はもちろんあります。

ダムの壁に残る白いラインは、水があったはずの高さ。
6日の水位は62.7メートルで、普段より25メートル近く低い状態です。

本来であれば見えないはずの陸地も姿を現していました。

また、貯水率は33.9%で、満水であれば40日分に当たる水の量が約13.5日分しかないというのです。

さらに、満水の時には浮かんでいた橋も今は渡ることができません。

ダムの所長・中村幸一さんは「平成以降最低の水準になっている。かなり少ない量ですね。私も、ここまで少ない量であるのはもちろん初めて見ました」と話しました。

3カ月に1回は見に来るという都民の男性は「あれが隠れなくなっちゃった、鉄板みたいなのが。いつも通り使えなくなっちゃうなくらいで。困っちゃうね」と話します。

この週末、東京都内では強めの雨が降りましたが、中村所長によると「金曜日から60cmくらいは上昇している。ざっくり0.28日分の水量ということになる」ということで、都民の飲み水の約7時間分です。

ただ、小河内ダムなどの“多摩川水系”が約2割。
8割ほどを賄う“利根川水系”は雪解け水が流れ込み、回復傾向にあるといいます。

水道局 小河内貯水池管理事務所・中村幸一所長:
今すぐ水不足になることはないと思う。このままずっと雨が降らないということも考えにくいところではあるので、引き続き安定して給水を続けていきたいと思っている。

一方、水不足が暮らしを直撃する地域も。

奈良県では大滝ダムの貯水率が低下したことで21年ぶりに給水制限を実施。
24の市町村、合わせて88万人に影響が及んでいます。

さらに3月、貯水率が0%になった愛知県の宇連ダム。

豊橋市と豊川市は、合わせて112の小中学校などで給食の米を無洗米に切り替えることを決めました。
4月27日から提供されるということです。

各地で水が不足する中、6日は全国的に気温が上昇。

長野市では25度まで上がって2026年初の夏日となり、東京も初夏の陽気に包まれました。

東京都心で午前11時に観測された最高気温23.7度は5月中旬並み。
街を歩く人を見ると日傘や半袖が目立ち、日陰で信号待ちをする様子は、まるで夏の光景です。

花見客でにぎわう墨田区の公園では、噴水の近くで涼しさを求める人の姿もあり、「きょうから半袖を出してきて、暑くなってきたんでこまめに水分補給したり、日陰で休んだりしながら遊んでました」と話しました。

2026年の夏は早い時期から暑くなり、真夏は平年より気温が高くなる予想で、猛暑日も増える見込みです。