自転車の交通違反に対して反則金の納付を通告する、いわゆる「青切符」の制度が1日から始まり、富山県内でも指導や取り締まりが行われました。
*警察官
「きょうから自転車の青切符が始まります。交通ルールをしっかり守ってください」
1日朝は警察官が「青切符」の制度について説明するチラシを配り、利用者への取り締まりが行われました。
*警察官
「車道側通行してください」
青切符の対象となる違反行為は113にのぼり、スマートフォンを操作しながら運転する「ながらスマホ」が反則金1万2000円。
信号無視や車道の右側通行などが6000円、傘さし運転が5000円などとなっています。
1日朝に富山駅周辺で行われた取り締まりでは青切符の交付はなかったものの車道の右側を通行する「逆走」で2人が指導・警告を受けました。
*富山中央警察署 交通課 今崎貴史課長
「いままでの交通ルールは変わっていないが、ルール違反すると、青切符で検挙される可能性がある。しっかり決められたルールを守って、交通事故に遭わないように安全な行動に心がけてもらいたい」
県警によりますと、初日の1日は午前9時までに指導・警告が15件、青切符は交付されていないということです。
1日から始まった「青切符制度」。取り締まりを強化して、自転車が絡む事故を減らす狙いがあります。
国内での交通事故件数が減少傾向のなか、自転車が絡む事故は年間およそ7万件と、横ばいで推移しています。
特に自転車が歩行者にぶつかる事故はこの5年間で増加傾向で、警察によりますと、死亡・重傷事故のおよそ4分の3が自転車側に法令違反があるといいます。
*県警 交通企画課 鍋島隼人巡査部長
「(これまでは)刑事手続き、裁判に移行する手続きで取り締まっていた。違反者の負担が大きかった。呼び出し、取り調べをするといった時間をとる負担があった。」
県警外観これまで、自転車の違反の検挙には、重大な場合にのみ、自動車などと同じ、いわゆる「赤切符」が使われ、刑事手続きが行われていました。
しかし、その後の警察などによる取り調べは、警察側と違反者側、双方にとって負担に。
最終的には不起訴のケースも多く、実効性のある取り締まりが難しい状況でした。
*県警 交通企画課 鍋嶋隼人巡査部長
「青切符を導入することによって、刑事手続きを受けずに、反則金を納めてもらえれば、その後刑事手続きにいかない。迅速に手続きできる」
死亡事故にもつながりかねない、自転車の危険な運転。
信号待ちで、スマホを触る男性。
そのまま漕ぎ始めました。
「ながらスマホ」は即時、青切符交付対象で1万2000円の反則金です。
*リポート
「イヤホンのようなものをして自転車を運転する男性がいます」
雨が降った別の日には、傘をさしながら、運転する人もいました。
新たに始まった青切符制度、普段から自転車に乗る人に聞きました。
Q青切符制度は知っている?
「知らない」「携帯電話(の使用を)気を付けたい」
Qながらスマホの人って見る?
「よく見る」「子どもたちに「危ないよ」と常に言っている。」
「どれか違反なのかも難しい」「確認しておかないと急に切符切られちゃうのはちょっと不安」
1日から始まった「青切符制度」。取り締まりを強化して、自転車が絡む事故を減らす狙いがあります。
1日から始まった青切符の制度、改めて詳しく見ていきます。
この青切符、16歳以上で自転車に乗る人が違反をすると、警察官から青切符が交付され、反則金を納めることになります。
対象の違反行為は113種類と非常に多いのですが、実はそのほとんどがすぐに青切符の交付につながるわけではありません。
原則、警察官がその場で注意するこれまで通りの「指導・警告」にとどまります。
では、どういうケースに青切符の交付になるのか。
例えば、信号無視、傘さし運転、イヤホンなどをしていて、周りの音が聞こえない状態の運転。
逆走。一時不停止。ライトをつけない。無灯火。こうした違反者を街の中で見たことがある人も多いと思います。
これらの違反で「実際に交通への危険が生じた」、重大な事故につながりかねないと判断された場合、もしくは、「同時に2つ以上違反した」場合、また「警察の指導・警告に従わず、違反を継続した」などの場合は青切符が交付され、これらの反則金を支払わなければいけません。
一方、即時、青切符の交付対象となる違反もあります。スマホを操作しながら運転する「ながらスマホ」。反則金は最も高い1万2000円です。
さらに、警報機がなっている中で遮断踏切に進入する。ブレーキがなかったり、壊れたりしたままの自転車に乗る行為は、特に悪質・危険な違反とされ、違反が確認された時点で即、青切符が交付されます。
悲惨な事故を防ぐため、改めて自転車の正しいルールを確認してください。