2026年に秋田県で開かれる全国高校総合文化祭。美術工芸部門の秋田県代表に選ばれた作品を描いた秋田市の高校生を紹介します。

秋田市にある秋田中央高校。放課後の美術室では、美術部の生徒たちが絵画制作に励んでいます。部員は7人で、日々集中して作品づくりに取り組んでいます。

この美術部で活動している2年生の佐藤紗さんは、入部してまもなく1年。佐藤さんがこれまで描いた3つの作品すべてが展覧会で受賞しています。

佐藤さんが入部後、初めて大きいキャンバスに描いた作品『瞳に会う』は、2025年6月の秋田県美術展覧会で特賞を受賞しました。

佐藤紗さん:
「最初はどうしたらいいか分からず、難しすぎて描くのをやめようと思った。細かく緻密に描きたいとか、ただ形のきれいなものを描きたいというのが賞を取ったということは、審査員に伝わったということなのでうれしかった」

祖父と獅子舞を描いた作品『福来る門(ふくきたるかど)』は、秋田南地区高校美術連盟展で連盟賞を獲得しました。

さらに、2025年11月の県高校総合美術展に出展した『大樹の潤い』は、約300点の中から特賞に選ばれ、2026年の全国高校総合文化祭の秋田県代表として出展されることが決まりました。

『大樹の潤い』は、同居する祖母への思いを描いた作品です。佐藤さんが尊敬する祖母の力強く若々しいイメージを表現しました。

佐藤紗さん:
「自分にとっておばあちゃんは、いつも年を感じさせないくらい元気で、自分が吸われちゃうんじゃないかと思うくらいパワフルで、自分の答えとして絵を描こうと思った。自分とおばあちゃんの2人の間にある気持ちが、まさか全国に行くとは思わなかったので、見る人が増えるのがうれしい」

佐藤さんは、作品づくりは自分一人では成り立たないと感じていて、部員や顧問の先生からのアドバイスが大きな力になっているといいます。

美術部顧問・深井富美子教諭:
「自分の考えや思い、相手にどう伝えたいかを絵を通して学んでいけると思っている。この美術部での活動を通して、佐藤さんの生き方が輝かしいものになっていければいいと思う」

佐藤紗さん:
「先生や先輩から絵がどう見えているかという、色々な人からの目は大きいと感じる。賞を取れるのは自分の力だけではないと思う。絵の寿命を描いて終わりにしないで、見た人の頭の中で生き続けるくらい印象的な絵をたくさん、体力がある限り描き続けたい」

若き才能は、仲間とともに大きく育っていきます。

秋田テレビ
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