4月は今年1番の値上げラッシュに。帝国データバンクによると、調味料を筆頭に、即席麺や酒類・食用油など、食料品2798品目が値上げされる。さらなる家計圧迫の中…4月1日、最新のガソリン価格が公表。レギュラーガソリンは先週の176.9円から、171.7円に値下がりした。一方、政府の補助金がなければ、218.3円。イラン情勢を受けてエネルギー価格の高騰が続く中、石油を使っている企業にじわじわと影響が出始めている。

■旅館はお風呂の燃料代が高騰
福島県相馬市の「海游の宿はくさん」。松川浦を臨む景観や地元の海産物を使った料理などが魅力の旅館だが、原油価格高騰の影響が出始めている。
坂脇忠雄さんは「全ての面で、目に見えないところまで負担がかかって」と話す。
旅館の売りでもあるお風呂。お湯を沸かしたり循環させたりするための燃料には、灯油を使っているため燃料費の経費が増える可能性が出ている。

■灯油価格が高騰
福島県の灯油価格は、3月16日の時点で2週間前よりも30円ほど上がっているため、毎月約20万円の燃料代は、5月の請求分から数万円ほど上昇する計算になる。坂脇さんは「これ以上高騰しないで、もちろん(価格が)下がればそれに越したことはないと」と話す。

■醸造会社は容器不足を懸念
一方、こちらは福島市で味噌や醤油を製造している「内池醸造」。石油の供給がストップしてしまうと、影響が出てくるのが容器の問題だ。
内池醸造の内池崇代表取締役は「いわゆる容器包材というものについては、いわゆるナフサを由来とする樹脂素材というものを使用しておりますので」という。

■石油から精製される容器の原料ナフサ
ペットボトルなど樹脂素材の原料となるナフサ。石油から精製されるもので、ホルムズ海峡の封鎖を受け、不足することが指摘されている。夏ころまでは問題なく供給できるとされているが、それ以降の見通しは立っていない状況だ。
内池代表取締役は「もともとその構造的に人件費の高騰とか、いろんな部分も含めてもともと価格のアップに関しての要請は仕入れ先から頂いていたので、ようはその状態がもうまったなしになってしまったというのが、今の現状だというふうに捉えています」と話す。

様々な業界に影響が広がるエネルギー価格の高騰。不透明な先行きに慎重な対応が求められる日々がしばらく続く。

福島テレビ
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