さまざまな物の価格が上がる中、たばこも例外ではありません。
1日、最大50円値上げされ、愛煙家たちからは悲鳴が上がっています。
◆記者リポート
「福岡市・天神の喫煙所です。広いとはいえない場所で、喫煙者たちが肩を寄せ合って一服を楽しんでいます」
4月1日から一部の銘柄で値上げされたたばこ。
加熱式たばこの課税方式の見直しや防衛力強化の財源とするため、1箱20円から50円の値上げとなりました。
◆愛煙家
「日々吸っているものなので、毎月の費用が上がる。生活が厳しくなると感じている」
◆愛煙家
「IQOS(アイコス)も値上がり対象ですね。毎回『値上がり値上がり』と言って、その時は気にしていたが、もう値上がりに慣れてしまった」
愛煙家たちから上がる悲鳴ー。
さらに、今回の値上げを歓迎していないのが街なかにあるたばこ店です。
◆児嶋たばこ店 児嶋和則 店長
「値上げをしてお客様も小売り店もうれしいことは1つもない」
福岡県大野城市にある創業56年の老舗タバコ店、児嶋たばこ店です。
◆児嶋たばこ店 児嶋和則 店長
「あちらですね。20円あがりました。あとは“電子たばこ”のIQOSが40円、Ploomが30円…」
たばこは値上がりしても税金部分のみのため、店側の利益が上がることはないといいます。
◆児嶋たばこ店 児嶋和則 店長
「客から『値上げをしてもうかりますか?』とよく聞かれるが、『税金ですよ』と『税金の値上げですよ』と」
値上げで販売自体が減る懸念があるほか、たばこを自動販売機で購入するためのICカード「TASPO」が3月31日に廃止されたことで、機械の入れ替えなどにも費用がかかり、店にとってはダブルパンチだといいます。
◆児嶋たばこ店 児嶋和則 店長
「TASPOも終わって『手売りだけではやっていけない』という方がけっこういる。配達業者からも『辞めた店がけっこうある』と聞いている」
一部のたばこの税率は今年10月にも引き上げられる予定で、愛煙家そして店側にとっても今年は悩ましい1年となりそうです。