2025年2月に閉店した長野県松本市の「松本パルコ」の建物の後利用が3月30日、発表された。施設名は「松本シェーナ」で、核テナントは「ドン・キホーテ」。6月30日にグランドオープンする。
約40店舗が入店予定
2025年2月末の閉店から1年以上、閉ざされたままの松本市の旧パルコ跡地。3月30日、ようやく再生事業の内容が明らかになった。再生事業を担う東京のコンサルティング会社「やまきまちづくり研究所」が建物の後利用について発表した。
新しい名称は「松本シェーナ」。
市民から寄せられた約1700の応募の中で最も多ったのが「ステージ」という言葉で、それをイタリア語で表現した。
約40店舗入店予定で、そのうち7割の店舗が6月30日にオープンする予定。
核テナントは「ドン・キホーテ」
1階から3階に入る総合ディスカウントストアの「ドン・キホーテ」が核テナントとなり、4階はスポーツジムやスタジオなど、5階はアミューズメント、6階はゲストハウスが入る予定。
地下1階には、屋内型動物園のほか、俳優で歌手の由美かおるさんプロデュースの健康教室が入る予定だ。
やまきグループ・山下修平代表:
「観光客、海外の方いろんな文化があります。その文化が集まる場所が楽しめるように」
後利用めぐり…異論噴出も
旧松本パルコの後利用をめぐっては、市が上層階を借り上げ、子育て支援施設や図書館に整備する構想があった。
しかし、2024年の市長選などで巨額の公金支出に対する市民の異論が噴出し、白紙に戻った経緯がある。
臥雲市長は―。
松本市・臥雲義直市長:
「中心市街地の真ん中が空洞化する懸念があった中で、これから前向きに市民が松本のことを考えていただく。そうしたリスタートの日を迎えることができた」
街の活気再生に期待
街の人はー?
10代:
「またパルコみたいに人が集まる場所になったらいい。動物園とかこの辺にないから、いい場所になる。友達と来たい」
70代:
「全部の世代に受けるというのは難しいと思う。少しでも町が活性化すれば一番いい」
60代:
「何もないとゴーストタウンというかさびれた感じになる。年寄りの服を買う店はどうなるんだろうとは思う」
松本市では、2025年3月に閉店した駅前の井上百貨店本店が、2027年中に外資系のマリオット系列のホテルとしてリニューアルオープンする予定で、新たな市街地がにぎわいを取り戻せるか、注目される。
