3連休初日の3月20日、晴天に恵まれ行楽日和となりましたが、その中で懸念されるのが原油価格の高騰です。旅行で宮城県内を訪れている人、そして、その旅行者を受け入れている観光業者からも不安の声が聞かれました。

門間陸斗アナウンサー
「こちら、午前11時の菅生PAです。3連休の初日なんですが、原油価格高騰の影響もあるのか目立った混雑は見られません」

村田町の東北自動車道の菅生パーキングエリアでは、午前中、駐車場の空きもみられました。

金沢から来た親子
「金沢から来たがガソリン代が高かったので一時的であってほしいなと思う/旅行はちょっと今後控えようかな」

石油情報センターによりますと3月16日時点で県内のレギュラーガソリンの平均小売り価格は、「185.6円」と、統計が残る2004年6月以降で最高値に。
政府は、平均小売り価格を「170円程度」に抑えるため、19日、石油元売りへの補助金を始めましたが、それでもガソリン価格の高騰はドライバーを直撃しています。

東京から
「レギュラーの金額がハイオクぐらいの金額になっているのでびっくりしています」
仙台在住
「なかなか節約も小さい子がいるのでお出かけしたりとかおいしいものを食べたりしたいなと思っているので食費のところでできるだけ安いのを選んでいる」

一方、観光地・松島の遊覧船乗り場には午前中から長い列ができていました。

記者リポート
「松島湾を巡る遊覧船はご覧のように多くのお客さんで一杯です。今日は青空も広がり、風も穏やかで絶好の遊覧船日和となっていて、皆さん松島湾の景色を存分に楽しんでいます」

神奈川から
「初めて来たがすごく美しくて驚きました」
東京から
「東京はあまり自然ないから、こういう機会に見られて貴重だなと思いました」
アメリカから
兄「ファンタスティック!ビューティーフォー!」
弟「めちゃめちゃきれい」

多くの観光客でにぎわう一方、遊覧船の運航会社は、手放しでは喜べない状況にあります。
遊覧船の燃料となる重油は、中東情勢の緊迫化を受けて3月上旬から「4割」値上がり。取材をしたこの運航会社は、2隻の遊覧船を所有していますが、燃料代は1日6万円ほど増加しています。

さらに、翌週以降の燃料は、これまでのところ確保の見通しが立っていないと話します。

松島島巡り観光船企業組合 色川浩二理事長
「燃料がないということは船が出せないことになってしまうので、例えば朝早く出さない。夕方遅く出さないとか減便で対応すると。それである程度確保できれば良いが、確保できなければお手上げという状況」

この運航会社の乗船料金は、現在、大人が1000円、子どもが500円です。高騰が続く燃料を何とか確保し、運航を続けたとしても、その先には「乗船料金の値上げを検討せざるを得ない」と話しています。

松島島巡り観光船企業組合 色川浩二理事長
「このまま年々高騰が続けば従業員や組合員の給料もあるのでその辺(値上げ)も検討せざるを得ない」

にぎわいを見せる一方、原油高騰を受けて、先の見えない不安が観光地を包んでいます。

仙台放送
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