土地の取引の目安となる国の地価公示が発表されました。
県内では住宅地で33年ぶりに上昇し、全体の平均でも0.1%上昇して2年連続でアップしました。
地価公示は国が毎年1月1日を基準に標準的な地点を選び、土地の価格を判定し、公表しているもので、土地取引価格の目安になっています。
県内は228の地点で調査が行われ、前の年の価格との変動率は平均で0.3%となり、2年連続で上昇しました。
用途別では住宅地、商業地、工業地のいずれも前の年よりもアップしていて、中でも住宅地は33年ぶりの上昇です。
住宅地の需要が増えている富山市、舟橋村に加え、今年は射水市でも上昇に転じました。
*たけだ不動産鑑定事務所 竹田達矢さん
「やはり人気のあるところに集中するということですね。富山市に関して言うとコンパクトシティー。目指すのは各市町村どこも市街地に人が集まるということだが、それが市街地を中心に人が集まって郊外から人が集まる、市外から人が集まるという形での需要の増加が押し上げている」
県内で最も上昇率が高かったのは、富山市桜町の商業地CICの南側で、6.2%アップして価格は1平方メートル当たり65万4000円となり、12年連続で県内最高価格です。
また、2位は富山市新桜町、3位は富山市奥田本町となるなどベスト10内に富山駅周辺の6地点がランクインしました。
駅の周辺整備が進み事業所の用地としての需要が堅調とされています。
*たけだ不動産鑑定事務所 竹田達矢さん
「ホテルが建ったり、商業施設ができたりというのが続いて、マンションの建設も続いている。マンションの建設があるとにぎやかになる形ではないが居住者は増えるので背後地人口が増えてくる。これが商業地にいい影響を与えて相乗効果で良くなっていく」
一方で、下落率が最も大きかったのは高岡市の福田六家の住宅地で3.7%のダウン。
2位は高岡市佐野の住宅地でどちらも前の年よりも下落率が大きくなっています。
このほか下落率の大きい上位10位内には南砺市や魚津市、砺波市の用地がランクインしました。
また、市町村別で上昇したのは富山市と舟橋村と射水市、その他の市と町は下落が続いていて高岡市は33年連続の下落です。
専門家は地価が上昇するエリアと下落するエリアの2極化が加速しているとしています。
*たけだ不動産鑑定事務所 竹田達矢さん
「将来的に発展する傾向が強いところは地価が上昇しているので、下落しているところは期待感が薄いエリアになる。人口がどう増えていくのか、地域を活性化していくことが見えないのではないか」