松江藩主・松平家の菩提寺として知られている松江市の「月照寺」。
境内の「大亀像」は長寿にご利益があるとされ、寺のシンボルとして親しまれています。
その大亀像、江戸時代から寺を守ってきましたが、いまピンチを迎えています。
松江市の古刹・月照寺、小泉八雲と妻・セツがモデルのドラマ放送をきっかけにゆかりの地として多くの観光客が訪れています。
平日のこの日も大亀像のもとには観光客が次々と訪れていました。
しかし、この大亀像、よく見ると…。
「この亀裂…」
「持ち上げるときに結構あれじゃないかな…」
至るところに大きなひび割れ。
甲羅の一部は割れ落ち、大亀の上に置かれた石碑はわずかですが傾いています。
江戸時代後期、1780年代に建てられた大亀像、200年以上の歳月を経て老朽化が進み「倒壊」の危機に瀕しています。
こうしたなか、3月12日、市や県の文化財の担当者などでつくる検討会が開かれこの大亀像の保存、修復をどうするかなどについて協議しました。
修復作業は、2027年度から約3年かけて実施する計画で、その費用は合わせて約6500万円にのぼります。
このうち国、県、市からの補助金を除いた月照寺の自己負担は1000万円を超える見込みで、檀家がなく、拝観料だけで維持管理をまかなう月照寺にとっては大きな負担です。
そこで…。
月照寺・高梨博昭住職:
「この度この修復にあたり、修復の一部をクラウドファンディングで募らせていただいて、次の世代に(大亀像を)引き継ぎたい」
クラウドファンディングで経費の一部をまかなうことにしました。
寄付のお礼、返礼品には特別な御朱印などを用意。
自己負担分を十分まかなえる1300万円が目標です。
月照寺・高梨博昭住職:
「大亀を通じて(松江の)歴史・文化を歴史文化を知っていただき、しっかりとつないでいきたいと思っています。250年ぶりの修復にご協力いただきたい」
広く協力を呼びかけ、八雲とセツも心を寄せた「大亀」の往時の姿を取り戻します。
月照寺の大亀像修復プロジェクトへの寄付は、クラウドファンディングサイト「シマネクション」、またはレディーフォーで3月17日から6月15日まで受け付けています。