長年走りづらさが課題となっていた秋田市中心部の変形十字路交差点で16日朝、交通の流れを改善するため、大幅な改良が行われました。右折専用の走行レーンが設けられるなど、通行する際は注意が必要です
警察によりますと、秋田市の通町橋交差点では、2021年からの5年間で車同士の接触事故が13件発生しています。
今回の改良で、走行レーンや信号表示が変更されたため、通行する際は十分に注意が必要です。
秋田市千秋矢留町の県道「通町橋交差点」は、北側は千秋トンネル、南側は二丁目橋につながり、JR秋田駅に近く交通量が多い交差点です。
13日に撮影した映像を見ると、千秋トンネル方向から右折しようとやってきた黒い軽乗用車は、右折待ちの対向車と出合い、行き場がなくなりました。最終的には対向車の後ろ側を通って交差点を抜けていきました。
こうした交差点の走りづらさは、長年の課題となっていました。
その要因が、交差部分が直角に交わらない変形した交差点であること。そして、南北の道路の走行レーンが「左折専用」のほか、「直進と右折を兼ねるレーン」に分けられていたことです。
このため、右折待ちの車が直進車の進行を妨げ、渋滞が発生。また、右折待ちの車の横を直進車がすり抜けるなど、安全でない状況が続いていました。
伊藤晴子記者:
「午前6時半の通町橋交差点です。現場では改良工事が進められ、間もなく新しい交通環境に切り替わろうとしています」
16日に改良された交差点。ポイントは、直進と左折を一緒にする走行レーンへの変更です。
これまで「左折専用」と「直進・右折用」に分けられていたレーンを、「直進・左折用」と「右折専用」のレーンに変更しました。右折待ちの車が直進車の流れを止めないように動線を分け、渋滞の緩和や接触事故の防止を図ります。
これに伴い、信号の表示も変わりました。これまで運用されてきた、二丁目橋方面から通町橋への左折専用矢印が廃止されました。
また、千秋トンネル方面からの信号は青の表示がなくなり、「直進・左折」または「右折」の矢印信号が導入されました。
16日は午前7時に走行レーンが変更されると、新しい区分に従って慎重に走る車がみられた一方で、隣り合うレーンから2台とも直進しようとするなど、事故につながりかねない場面もみられました。
県警交通規制課・成田経さん:
「以前から問題のある交差点だったので、今回改良することができて、非常に良かったと感じている。車の通行がスムーズになって、事故が減ることを期待したい」