北海道千歳市の市立千歳市民病院で、入院中の90代の男性患者に誤った薬剤が点滴で投与され、男性が死亡していたことがわかりました。
病院によりますと、3月13日午前4時30分ごろ、病棟で90代の男性患者に点滴で鎮痛剤「アセリオ」を投与するところ、誤って強心薬「ドパミン」を投与しました。
午前4時50分ごろに誤投与が判明し、直ちに投与を中止して救命措置を行いましたが、午前6時20分ごろに男性の死亡が確認されました。
病院は事故発生直後に緊急事故対策会議を設置し、事故の詳細について調査を進めています。
また、千歳警察署に通報し、当日中に関係者への聞き取りや現場検証が行われました。日本医療安全調査機構にも事故を報告しています。
病院が開いた記者会見の冒頭、伊藤昭英院長は「お亡くなりになった患者様のご冥福をお祈り申し上げますとともに、ご遺族の皆様に深くお詫び申し上げます」などと謝罪しました。
事故発生後、速やかに遺族へ連絡し、医師から状況を説明したとしています。
病院は今後、警察の捜査に協力するとともに、第三者を加えた医療事故対策委員会を立ち上げ、原因究明と再発防止に取り組む方針です。
なぜ薬剤の取り違えが起きたのか、投与前の確認体制に問題がなかったかなど、詳しい経緯が調べられています。