ガソリンの値上がりが止まらない。
3月11日に発表された北海道内の平均価格はレギュラーガソリン1リットルあたり162.4円と、前の週より2.9円上昇した。
中東情勢が混迷を深める中、4週連続の値上がりで暮らしへの影響が懸念される。
暫定税率廃止後の1月には153円台まで下がったものの、2025年12月の水準にまで戻った格好だ。
「札幌市西区の市場に来ました。原油高・燃料高が続いていますが、暮らしにどんな影響が出ているのでしょうか」(狐野 彩人 アナウンサー)
原油価格の高騰はガソリンの値上がりだけでなく、暮らしに大きな影響を及ぼす可能性がある。

買い物に訪れた人は。
「生活に影響はまだ出ていないが、今後どうなるか気にしてニュースを見ている」(札幌市民)
「価格を比べて安いところに来ている。買い控えになると思う」(札幌市民)
店側も頭を痛めている。
「価格が上がってくるのは確か。売る方としては厳しい。」(青果店スタッフ)

燃料の価格高騰を心配する農家も。
北海道南部の北斗市でトマトなどを栽培している「白石農園」だ。
3月は苗を植え始める大切な時期で、燃料を多く使用するという。

「今まさに雪が解けてきて、もう少し土が落ち着くと一気に春起こしをするので、この時期が一番トラクターやボイラーの燃料を使う。育苗ハウスは1月くらいから、燃料を使ってハウスの中を暖めている」(白石農園 白石 敏明さん)
2025年1年間の燃料費は約150万円。
その3分の1にあたる50万円ほどが、3月と4月の2か月間にかかる。
この時期の価格高騰は経営を直撃するという。

「花が咲いてきているが、定植してからが一番燃料を使う」(白石さん)
こちらの農園で生産しているのは「神トマト」と呼ばれるブランドトマトで、皮が薄くて柔らかいと評判。
だが、この先の価格の維持に頭を悩ませている。

「値上げするつもりはなかったが、あまりにも燃料費が上がるようだったら多少価格転嫁など、値段に影響してくるのではないかと思う。急激に上がるのは結構きつい。本当に経営を圧迫することになる」(白石さん)
石油製品の価格は、今後どうなっていくのか?
私たちの暮らしと直結するだけに、備蓄石油の放出などの対策も注目される。
