広島県三原市のサン・シープラザで2月24日、大学生を対象とした国際交流イベント「World Mind Map Project」が開催されました 。
このイベントは、NPO法人ドットジェイピー広島第二支部が主催したもので、日本人学生と外国人の参加者が”図”や”単語”で表現する「マインドマップ」を用いて交流を図るという珍しい取り組みです。
近年、語学力や経済的負担、治安への不安から、国際交流に興味はあっても一歩を踏み出せない若者が増えています 。NPO法人ドットジェイピーに所属し、イベントを企画した福山大学1年の松原優恋(まつばら ゆな)さんも国際交流を諦めていた一人でした。
こうした背景を受け、松原さんは
「いきなり海外に行くのではなく、もっと気軽に始められる形はないだろうか」
「【話す】ことがハードルなら、まずは【書く】ことから始められたらどうだろうか」
との発想から、「話す」ことへのハードルを下げるため、「マインドマップ」を用いた国際交流を企画しました。
交流当日には広島県内の大学に通っている留学生や大学生26名に加え、スタッフ13名の計39名が集まりました。
参加者は自分の名前を中心に、過去・現在・未来のビジョンや趣味、価値観を書き込み、共有し合うことで、言語や文化の違いを越えた相互理解を目指しました。
例えば挑戦か安定かに関する価値観では「自分は挑戦したい派だが、挑戦2割・安定8割という考え方の人や、公務員志望の人などもいて面白かった」と話す学生もおり、可視化された多様な価値観に触れることで、互いの違いを楽しみながら理解を深めていました。
さらに参加した学生からは
「国際交流をする機会はなかなかないため、友達がたくさん増えたことが嬉しかった。広大には留学生が多くいるものの、実際に交流する機会はあまりなく、とても良い経験になった」
「他の国の人とこんなにラフに話せるものなのだと感じた。ミャンマーの伝統スポーツ【チンロン】など、その国独自のスポーツや文化を知る機会はなかなかないので、とても印象に残った」といった声が上がりました。
イベントを終え、松原さんは
「英語が話せなくても、書くだけで伝えられ、笑い合える瞬間がありました。ハードルが高いと感じていた国際交流も、少し形を変えればこんなに身近になります。今回の時間を通して、『私もできる』を私が作れていたらとてもうれしいです」と、手応えを語りました。
大学生たちの「若者の社会参画」を支援するNPO法人ドットジェイピーは、今後も若者同士が交流し合える場を創出していく予定です。