東日本大震災の発生から11日で15年。この震災で亡くなった人は1万5901人に上り、今も2519人の行方が分かっていません。

大分県内でも犠牲者への黙とうが捧げられ、防災訓練も行われました。

2011年3月11日に発生した東日本大震災。福島、宮城、岩手の東北3県を中心に津波による甚大な被害がでました。

◆大分県庁
「黙とう」

あの日から15年…。発生時刻の午後2時46分、県庁では職員が黙とうをして、震災の犠牲者の冥福を祈っていました。

◆県 防災対策企画課山口満課長
「亡くなった方に哀悼の意を表するとともに、南海トラフ地震が想定される大分県にとって決して人ごとではないと感じている。自助、共助の取り組みが重要なので、県民の皆様に高い意識を持って取り組んでほしい」

県によりますと、震災後、県内には最大で390人が避難してましたが、2月1日時点でも73人が避難を続けているということです。

各地に甚大な被害をもたらした東日本大震災の津波。

県内では11日、津波から命を守るための避難訓練が行われたところも。

こちらは南海トラフ巨大地震で最大7メートルの津波が想定されている臼杵市です。

市内の中央地区で11日、避難訓練が行われ、住民のほか、地元のこども園の園児や中学生、企業の社員などおよそ700人が参加。

臼杵小学校でも全校児童が参加し、6年生が1年生の手を引き、地区の高台の臼杵公園に向かって走って避難しました。

臼杵公園の標高はおよそ19メートルで、津波の指定避難場所となっています。

◆児童
「他の人とも一緒に逃げて助け合いながら避難するのが大切だと思った」

また、訓練には県の地震体験車が派遣されていて、参加者たちが震度7の揺れを体験していました。

主催者は「住民たちには災害はいつでも起こるということを意識してもらい、いざというときに避難できるようにしたい」と話しています。

一方、災害に対するこんな備えも…
11日夕方、県庁で披露されたのは災害支援車両です。

県はキッチンカーなどあわせて10台に対し、補助金を出し、各団体の導入を後押ししました。

こちらは、県獣医師会が九州で初めて導入したという「ペット移動診療車」です。動物病院が被害を受けた被災地でも車内でペットの診療や簡易的な手術をする支援が行えるということです。

大分県内でも津波による大規模な被害が想定されているのが、南海トラフ巨大地震です。

2025年、見直しが行われた国の被害想定では最悪の場合、県内ではおよそ1万8000人が亡くなると試算。このうち、津波による死者は1万7000人あまりと9割以上に上ります。

また、建物の全壊・焼失は3万2000棟、発生から1日後の避難者数は20万人あまりと試算されています。

津波の高さは佐伯市で県内最大となる14m、次いで大分市と津久見市で9mと想定されています。

県は現在、県内の被害想定の見直しを進めていて、2026年度中に新たな被害想定を公表する予定だということです。

テレビ大分
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