東日本大震災の発生から2026年3月11日で15年の節目を迎えた。福島県内でも朝から鎮魂の祈りが捧げられている。
東京電力福島第一原子力発電所が立地する福島県双葉町。4月に開園する「復興祈念公園」を朝日が照らし、“あの日”から15年の節目を迎えた。
朝から鎮魂の祈りが各地で捧げられている。
いわき市では志賀サト子さんが「忘れたことはないですよね。やっぱり親だし、兄弟だし、あの時なんかね、なんとか(助けに)いくとか、何か出来なかったのかなとかね、思います」と話す。夫の志賀智さんは「やっぱり、前を見なくちゃならないね。前見て。振りかえちゃったのでは、戻っちゃうから」と語った。
福島県内の死者は1614人、行方不明者は196人に上った15年前の東日本大震災。避難中に体調が悪化して亡くなる「震災関連死」は2350人に上っていて、前の年から2人増えた。2月末時点でまだ2万3410人が避難を続けていて、このうち約8割が県外で暮らしている。
また、福島第一原発で進められているのが、“廃炉の最難関”とされる燃料デブリの取り出し。しかし、これまでに採取されたのは合わせて0.9グラムと、880トンと推計される全量と比べると約10億分の1だ。
東京電力と国が目標として掲げている「2051年までの廃炉完了」は不透明さを増している。