アメリカ軍用機に関する情報を漏えいした罪に問われている元自衛官に、東京地裁は懲役3年、執行猶予5年の有罪判決を言い渡しました。
航空自衛隊の一等空佐だった菅野聡被告(65)は2010年9月、アメリカ側から早期警戒機「E-2D」の性能に関するデータを受け取り、商社社員に漏えいした罪に問われています。
裁判の争点は、データが「特別防衛秘密」にあたるかどうかで、菅野被告はこれまでの裁判で無罪を主張してきました。
菅野聡被告:
9月22日に(特別防衛秘密を)もらったと検察は言ってるんですけど、私は当日何ももらっていません。手続きなしで(特別防衛秘密ではない)幕僚資料という形で渡してもらいました。
検察側は、データには「極秘」などと記載されていたとし、「特別防衛秘密にあたる」と指摘し、懲役4年を求刑していました。
10日の判決で東京地裁は、データについて「装備品に関する性能について具体的な数値で記載されていて、特別防衛秘密にあたる」と認定し、「秘密保全の規範意識を大きく欠いた悪質な行為」として懲役3年、執行猶予5年の有罪判決を言い渡しました。
菅野被告は控訴する方針です。