10日、「イット!」が向かったのは千葉県の米農家。
田植えの時期を4月に控え、切実な不安の声を上げていました。
千葉県のコメ農家・多田正吾さんは「支払いに行くのが怖いです」と話します。
その理由は、トラクターを動かすための軽油代の高騰。
いい米を多く生産するためには、この時期、トラクターでの耕うん作業を欠かすことはできないといいます。
ドラム缶1本で軽油が約200リットルあるそうですが、トラクターを5、6台使うと、この200リットルの軽油が1日でなくなってしまうといいます。
仮に軽油価格が1リットルあたり10円上昇すると、こちらの農家での負担がどれくらい増えるかというと…。
千葉県のコメ農家・多田正吾さん:
1日(あたり200リットルで)2000円上がると、(月あたり)6万ですか、6万円(負担増)。(Q.原油価格高騰でトラクターなくす農家さんも?)そうですね。(Q.耕す回数を減らす(抜く)とどういう影響が?)去年のわらゴミとかあるから、苗を植えても浮き苗ができる。
そして、影響を心配する声は、中東地域に食品を輸出する会社からも。
EKD商事 マーケティング部主任・沢村一博さん:
油や粉物商品が大変人気となっており、大量に出荷しております。
今後も成長が望めるという中東への食品展開。
しかし、情勢の悪化で大きな影響が。
EKD商事 マーケティング部主任・沢村一博さん:
商品が途中のインドやインド周辺の港で停泊しているため、毎日ですとか毎週のように(停泊料が)課金されていくような形です。
日々移り変わる中東情勢に振り回される世界経済。
その最大の発信元がアメリカのトランプ大統領です。
アメリカ・トランプ大統領:
今回の作戦に関与できたことを非常に誇りに思う。そして、それはまもなく終わるだろう。
この会見での発言に先立ち、アメリカメディアのインタビューに「戦争はほぼ終わった」と語ったトランプ大統領。
この発言を受け、前日に1バレル=119ドル台に急騰していた原油先物価格は、わずか1日で、今度は81ドル台にまで下落しました。
乱高下は日本の株価でも。
9日に一時4200円以上も下げた日経平均株価は、一転して10日は上げ幅が2000円近くに及ぶ場面がありました。
一方で、トランプ大統領は“軍事作戦が近いうちに終了する”と話す一方、作戦の継続も示唆するなど場当たり的な言動も目立ちます。
そうした中で今、問題視されているのが、イラン南部の女子学校への空爆をめぐる発言の移り変わりです。
軍事作戦の初日に起こったこの空爆について、当初トランプ大統領は「イランの仕業だ」と話し、関与を否定。
ところがその後、ニューヨーク・タイムズが専門家らとともに映像を検証。
学校を攻撃したミサイルが“アメリカ軍のトマホークと特定した”と報じたのです。
この点について9日、改めて記者から問われたトランプ大統領は苦しい釈明に転じました。
アメリカ・トランプ大統領:
トマホークは極めて一般的な武器だ。他の国々にも販売されている。ただその件については、現在調査中だ。