まもなく東日本大震災の発生から15年となります。宮城県南三陸町の佐藤仁前町長が、プロバスケットボール仙台89ERSの選手たちに震災の記憶や教訓を語りました。

これは仙台89ERSが震災の記憶を継承し、地元で活動する役割や意義を見つめ直そうと、選手やスタッフを対象に行なったものです。

講演した南三陸町の前町長、佐藤仁さんは自身も津波にのまれながら九死に一生を得ました。

南三陸町 佐藤仁前町長
「夜が明けて周りが見えてきた時にはまさしく、きのう我々が見た瓦礫だらけの町だったというのを、もう1回再確認するんですよ。愕然というよりも、もう絶望でした。正直言って」

仙台89ERSは震災後、南三陸町でホームゲームを行うなどバスケットボールを通して被災地を支援しています。佐藤さんは復興に向かう町でスポーツの力の大きさを感じたと語りました。

南三陸町 佐藤仁前町長
「生活環境の厳しい中であっても、スポーツを見る時だけは、あんな満面の笑みでスポーツを見てくれた。改めてスポーツの力ってすごいんだというところを、今やっている皆さん方がしっかり胸に刻みながら試合に臨んで頂きたい」

また震災当時、ナイナーズの選手だった志村雄彦社長は「被災地を拠点に活動するチームとして戦う意味を考えてほしい」と選手たちに呼びかけました。

荒谷裕秀選手(仙台市出身・震災当時小学6年生)
「ホームでもアウェイでも変わらずに、宮城県の皆さんにニュースや試合を通して、元気を与えられるようなゲームができればいいなと思っています」

仙台放送
仙台放送

宮城の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。