小国町発注の公共工事をめぐる贈収賄事件で収賄の罪に問われている町の元建設課長の初公判が3日、熊本地裁で開かれました。
元建設課長側は、「便宜を図ったことはない」と起訴内容を否認し、無罪を主張しました。
起訴されているのは小国町の元建設課長、小野 昌伸 被告(61)です。
起訴状などによりますと、小野被告は、小国町にある建設会社『伊藤組』の元社長、伊藤 英志 被告(60)から公共工事の指名競争入札に小国町建設業協会に所属する『伊藤組』など9社を選定したことへの謝礼などとして飲食代金や宿泊代金、合わせて52万円相当の接待を受けた罪に問われています。
3日の初公判で、小野被告は「便宜を図ったことはなく、賄賂と思って飲食をしたことはありません」などと、起訴内容を否認。弁護人も「飲食費や宿泊費をおごってもらったことは争わない」とした一方で、「便宜は存在しない」と無罪を主張しました。
その後の冒頭陳述で、検察は「小野被告は協会所属の9社のみを選定したことなどへのお礼および今後も有利な取り計らいを受けたいという趣旨を知りながら伊藤被告から利益供与を受けた」と指摘しました。
一方、贈賄の罪に問われている伊藤被告は2月17日の初公判で起訴内容を認めていて、3月13日に判決が言い渡される予定です。