山鹿市は今年を『伝右衛門(でんえもん)イヤー』としています。江戸時代の赤穂浪士の討ち入りと深い関わりのある細川家の家臣・堀内 伝右衛門(ほりうち・でんえもん)の没後300年を記念するさまざまなイベントが用意されています。

【平成堀内組 宮川 政士 頭取】
「当時のいわゆる県知事がお預かりをしたということを、山鹿だけではなく、熊本県の皆さんにも認識していただくとありがたい」

山鹿市にある日輪寺では、毎年2月4日に『義士まつり』が行われます。

1702年、大石内 蔵助(おおいし・くらのすけ)率いる赤穂四十七士が吉良上野介(きら・こうずけのすけ)の屋敷に討ち入り、亡き主君の無念を晴らしました。

その後、浪士たちは、四つの大名家の江戸屋敷に預けられ、切腹となりました。

大石内 蔵助(おおいし・くらのすけ)ら17人を預かった熊本藩の細川家は「武士の鑑(かがみ)」として、50日間、手厚くもてなしたといいます。

接待役だった藩士・堀内伝右衛門(ほりうち・でんえもん)は、17人の遺髪を持ち帰り、菩提寺である日輪寺(にちりんじ)に遺髪塔を建てて、供養しました。

そして、堀内伝右衛門が亡くなった後もゆかりの人たちが『堀内組』として供養を続けました。

【平成堀内組 宮川 政士 頭取】
「山鹿に『忠臣蔵』に関わるこういう物、こういう場所があったとまず知ってもらいたい。関心を持ってもらいたいと思います」

ことしは堀内伝右衛門の三百回忌を迎え、浪士たちが細川家の屋敷で使っていた手水石(ちょうずいし)のレプリカが披露されました。

ちなみに本物は熊本市西区の花園小学校にあります。

こもれび図書館では現在、赤穂浪士に関する資料などが展示されています。

【資料を提供した平野猛さん】
「(堀内伝右衛門は)義理人情に厚く、思いやりがあって、古武士の風格のある人だったと思っています。山鹿に来てもらって、赤穂浪士の気持ちを感じてもらいたいと思います」

今後も山鹿市では『伝右衛門イヤー』としてさまざまなイベントが予定されています。

3月14日には、日輪寺で忠臣蔵と細川家に関する宮川さんの講話があり、11月には全国から関係者が集まる『忠臣蔵サミット』が予定されています。

テレビ熊本
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