2020年の7月豪雨で甚大な被害を受けた八代市坂本町では、医療機関も被災し、地域住民への医療の提供が制限されてきました。

こうした中、八代市は3日、坂本町に診療所を開設。5年8カ月ぶりに地域医療が再開されました。

3日、八代市坂本支所内に開設された坂本診療所です。

八代市坂本町には、もともと二つの医療機関がありましたが、2020年7月の豪雨で水に漬かるなどの被害に遭い、いずれも坂本町を離れ八代市の市街地に移転。地域に医療機関がない状態が続いていました。

八代市は、坂本町の住民の負担軽減と安定的な医療提供体制の確保に向け、坂本支所内に週2回診療を行う市立の診療所を開設しました。

診察を担当するのは八代郡市医師会の峯苫 ゆき子医師。水害で被災した坂本町の医療機関で働いていました。

【峯苫 ゆき子 医師】
「大きいことはできないが、安心を届けられたらいい」

3日は午後から早速、診察が行われ、再開を待ちわびた住民が訪れていました。

【診察を受けた住民】
「近くに医者がいる安心感は大きい。何か不調があるときに相談に来られる環境は大事だと、きょう改めて感じている」

豪雨災害から5年8カ月。医療機関がない状態が続いていた八代市坂本町。住民の健康を支える地域医療が再開され、復興の灯りがまた一つ、ともりました。

テレビ熊本
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