豪雨や豪雪被害を生み出す雨雲の制御をテーマに、この冬県内で実験を行った富山大学などの研究チームが「人工的に雲を生み出す事ができた可能性がある」との結果を発表しました。

富山大学と県立大学、千葉大学の研究チームは今年1月、入善町で上空で飛行機から散布したドライアイスが空気中の水蒸気を冷やし、雲を作り出すことができるかを調べました。

豪雨災害をもたらす雨雲に対しては、海の上で人工的に雨雲を発達させ、陸に到達する前に雨を降らせる「シーディング」と呼ばれる手法や、人工的に雲を拡散させ、局地的な豪雨を避ける「オーバーシーディング」などの実用化が期待されています。

2日の報告会。研究グループが「人工的に作る事ができた可能性がある」としたのが直線的に並んだこの雲です。

*富山大学 濱田篤准教授
「明らかに雲の態様、形態的な特徴が違う。自然の雲でこういう形をしたものはみられない。恐らくドライアイスによるもの」

研究チームは2050年を目標に「雲の制御」の実用化を目指していて、引き続き県内で本格的な実験の計画を進めるとしています。

*富山大学 安永数明教授
「3方向を陸地で覆われている境界地をおさえることで、我々が与えた小さな影響を高精度に観測できないか考える」

富山テレビ
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