約9年前、長崎市の私立高校に通っていた男子生徒の自殺をめぐり、両親が学校に損害賠償を求めている裁判についてです。
2日、長崎地裁で行われた最終意見陳述で、両親は二度と同じことを繰り返さないための判断をしてほしいと語りました。
この裁判は海星高校に通っていた男子生徒が2017年4月に自殺したのは、学校がいじめを防止する対策を怠ったからだなどとして、両親が学校に対し約3200万円の損害賠償を求めているものです。
長崎地裁で開かれた2日の裁判で男子生徒の両親が最終意見陳述をし、学校側の「知らなかった、気が付かなかった」などという数々の証言からいじめが軽く考えられていたことや、いじめ対策をせず命をないがしろにした学校や教員への怒りを伝え、二度と同じことを生み出さないための判断を求めました。
原告(母親)
「生徒が亡くなったことを簡単に考えられるのかなと。人間としてどうなのかなと悩んだこともありました」
原告(父親)
「死を無駄にせず、これを社会に今後いじめで苦しむ子どもたちのために、何か生きた証しとして無駄死にには絶対させないという思いで9年間過ごしてきたつもり、今も変わらない」
判決は6月8日です。