子供たちが学校から出るCO2の排出量を“見える化”。
持続可能な未来を自らの頭で考えます。
シュレッダーのゴミに、ペットボトル。
真剣な表情でゴミの重さを量るのは、東京・調布市にある中高一貫の「ドルトン東京学園」の生徒たち。
彼らが挑戦するのは、学校から出るCO2排出量の“見える化”です。
生徒に説明しているのは、CO2排出量の見える化サービスを提供するスタートアップ企業・アスエネです。
企業と学校がタッグを組んで行う出張授業には、「自分たちが中心となって課題解決をしていこうと声を発してほしい、理解してほしい。そういう(生徒たちが)中心となった取り組みをやってほしい」という狙いがあると、アスエネ・渡瀬丈弘上級執行役員CPOは話します。
深刻化する地球の気候変動。
アスエネは全6回の授業を通して、次世代を担う学生に、そうした社会課題を自分事として考えるきっかけを作ります。
生徒たちは電気料金の明細や、校外学習での移動手段など、学校生活で排出されるCO2の算出に必要なデータを集めます。
ゴミの廃棄も、その種類によってCO2の排出量は様々。
集計した結果は、12カ月間でなんと467トン。
これは、25mプール467個分にも相当する量だといいます。
授業に参加する生徒:
「トン」という数字が出てきたのが驚き。初めはせめて1トンくらいと思っていた。イメージ外の数字が出てきたので驚き。このままのイメージでいくとまずかったので気がつけてよかった。
そして迎えた最後の授業。
生徒たちからは、学校に対して「再生可能エネルギーだけの電力会社と契約することを僕らは提案する」「みんなこのこと(学校のCO2排出量)を知っているんですかね?ドルトンの生徒・先生は、このことを知っているんですか?ドルトンの授業で環境問題を取り扱う授業を取り入れることを提案します」などと、様々な提案が発表されました。
「課題解決に向け、自ら考える力をつける」そうした学校側の狙いは伝わっているようです。
ドルトン東京学園・小倉美香先生:
今は自分が間にいるが、(将来的には)生徒が主宰する探求ラボを作るのが理想。いろんな人がいろんなカタチで働いていることを見て知って(生徒の将来に)つながってほしい。
授業に参加した生徒:
将来、環境問題とか、そういう分野の仕事をしたいと思っている。若い私たち、中学生高校生もみんなが頑張ることで、持続可能な社会がつくられる未来がより近づくのかなと。