中国北京の日本大使館で27日、天皇誕生日のレセプションが行われ、金杉憲治駐中国大使は、緊張が続く現在の日中関係について触れ意思疎通の重要性を訴えました。
例年参加する中国政府の幹部は姿を見せませんでした。
金杉大使は、レセプション冒頭のあいさつで「これまでも日中関係に何度か冬が訪れたことがあったが必ず氷が割れる日がやってきた」と指摘した上で日中間の意思疎通の重要性を訴えました。
レセプションにはアメリカやオーストラリアの大使ら約900人が出席しましたが、高市首相の「台湾有事」をめぐる発言に反発する中国政府からは例年出席する外務省の幹部は姿を見せず実務レベルの担当者が参加しました。
中国政府が幹部による日本との接触を避けたかたちですが、金杉大使は「やがて訪れる春を見据え、着実に日中関係の種をまいていきたい」と述べ、関係改善へ向け、中国側と対話を重ねていく姿勢を示しました。