3月11日で東日本大震災の発生から15年となります。あの日、津波で大きな被害を受けたJR仙石線では、2月26日、大津波警報が発表されたという想定で、避難訓練が行われました。

訓練にはJR東日本の職員や地元の高校生など、およそ170人が参加しました。

参加した人たちはまず、列車から1メートルほど下の線路に下ります。

26日は、乗客の中に障がいがある人もいる想定で行われ、声を掛け合いながらおよそ1キロ先の指定避難所に向かいました。

仙石線はこれまで車掌と運転士の2人体制で運行してきましたが、新型車両の導入に伴い、3月14日からは乗務員1人の体制に。

災害時には乗客同士の協力が一層求められることになります。

ヘリコプターリポート(2011年3月12日当時)
「線路の上にはがれきが散乱しています。津波の影響なのか完全に脱線してしまっています。中の乗客は無事に逃げられたのか、こちらからは中の様子は伺い知ることはできません」

仙台から石巻を結ぶ仙石線。海沿いを走る区間もあり、東日本大震災の津波では壊滅的な被害を受けました。

復旧にあたっては特に被害が大きかった、東松島市の東名駅と野蒜駅を含む、3.5キロの区間を内陸の高台に移設。

震災から4年2カ月後、全線で運転を再開しました。

あの日の経験をつなぐ…
26日の訓練には、15年前、まさに揺れが起きていた時に運行していた仙石線の車掌も参加しました。

地震発生時 車掌として勤務
「実際に津波が発生した場合は、より高いところ、より遠くへ、避難するように皆さんも避難場所の意識は常に持っていただければと、私からは思っています」

参加した高校生
「15年経っていても、その時被害がすごく大きかったし、お母さんも被害を受けて話しているのを聞いて悲しんでいるし、やっぱり風化させてはいけないから何年経ってもこういう活動は続けていくべきだと思います」

JR東日本では、今後も訓練を続けていく方針です。

仙台放送
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