2026年ミラノ・コルティナオリンピックで金メダルを獲得した、スノーボード・ハーフパイプ男子の戸塚優斗選手(24)が、関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」に出演。

過去2度のオリンピックでは挫折も経験し、この4年間は「技の制度を上げるために基礎から練習した」と明かし、「この4年間があったから、オリンピックで本当いい滑りができた」と語りました。

■納得できない結果だった過去の2大会振り返り「一つ一つの技の精度が低かった」

初出場となった8年前の平昌大会では、パイプのふちに落下して身体を強打し途中棄権。

4年前の北京大会でも、ミスや転倒が続き、納得のいく結果を残すことはできませんでした。

青木源太キャスターが「今、振り返ってみて”足りなかったこと”は何だと思いますか?」と問いかけると、戸塚選手は静かに答えました。

【戸塚優斗選手】「一つ一つの技の完成度の精度が低くて、1本のランの中で不安な部分がすごくいっぱいあった。

それが心の不安定さというか、メンタルの弱さにつながっていた。一つ一つの技の精度という部分が自分に足りなかったものなのかなと思ってます」

■「何をやってもできない」苦悩の日々

自身の演技をそう振り返った戸塚選手は、「何をやっても技ができないという時期があった」と明かし、その期間に自身の技を見直したことが今回の金メダルにつながったと語りました。

【戸塚優斗選手】「本当につらい時期がすごくあって、何をやってもできない、大会で決められないという時期があった。

1つ1つの技の精度を上げるために、1から基礎練習から始めた4年間。その4年間があったから、オリンピックで本当いい滑りができたと思ってるので、今になっては、”あってよかったな”と思う、4年間でした」

■オリンピックという特別なプレッシャー

ここで「オリンピックには特別なプレッシャーがあるのか」と聞かれると、戸塚選手は“のしかかってくる”と表現し、その重みを語りました。

【戸塚優斗選手】「特別ですね。オリンピックというのは、すごく色んな人に届けられる場だし、それだけ注目されるというのは自分でも分かっているので。

そういうプレッシャーだったりとか、4年に1度ということで特別な感情もあるので、すごくのしかかってくるのものは、大きい」

■金メダルを決めた“未知の構成”

改めて金メダルを決めた決勝2回目のルーティンについて、スノーボードジャーナリスト野上さんは「技の難易度もさることながら、引き出しの多さが化け物!未知の構成を決勝でぶち込んだ」と評価していました。

この評価を受けて、戸塚選手は大技を連続で成功させたことが一番のポイントだったと語りました。

【戸塚優斗選手】「“キャブトリプルコーク”(縦3回転・横4回転)から“フロントサイドトリプルコーク”(縦3回転・横4回転)という、バックトゥバック(連続)の“トリプルコーク”をつなげたのが一番大きい部分。そこが、すごく自分でも褒めてあげたい、本当に意識してた部分」

■金メダル獲得した「決勝2回目のルーティン」は直前に決定・練習

青木キャスターが「ルーティン(1回の滑りで披露する一連の技)の中で、トリックの1つ目で『これやろう』とか、『最後にこれ持ってこう』っていうのは、いつの段階で決めるんですか?」と尋ねると…。

【戸塚優斗選手】「ルーティンは何種類かあった。そのルーティンを(やるということを)最後に決めたのは、オリンピックに入る前の練習の最終日に決めていました」

決勝の2本目にやるということも、その時に決めていたといいます。

【戸塚優斗選手】「何となく決めてはいたんですけど、ルーティンの中の“トリプルココーク”をどこに持ってくるのかを、すごく大事にしたいと思っていたので。

最終ヒットで打つのか、最初のヒットで打つのかをすごく悩んでいて、最終日にやっぱり上の方(最初の方)がいいんじゃないかというのを、コーチと話して、決めました」

金メダルを獲得した2回目の「ルーティーン」を練習したのは、予選前の3日間という直前の練習だったそうです。

【戸塚優斗選手】「練習は、予選の前に3日間練習があったので、できるだけこの3日間は合わせるというか、慣れる練習に徹していました」

(関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」2026年2月23日放送)

関西テレビ
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