三重県鳥羽市沖で2月20日、貨物船と遊漁船が衝突し、12人が死傷しました。事故はなぜ起きたのか、推測される事故の原因を水難学会理事の斎藤秀俊さんに聞きました。
斎藤さんは、貨物船が遊漁船の真ん中に垂直に衝突していることから、事前の回避行動を十分取ることができずにそのまま突っ込んだ可能性があるとして、事故の原因について「両方の船の見張り不十分の可能性がある」と推測しています。
海上での事故を防ぐため、2隻の船が交差する際の衝突回避のルールがあります。
一般的には「右から来る船が優先」です。また、小回りがきく小さな船が回避行動をとって、事前に衝突を避けることも求められるそうです。
今回のケースでは、遊漁船がいかりを下ろして停泊していましたが、こうした場合は「黒球」と呼ばれる黒いビーチバレーボールのような球を掲げて、相手に止まっていると分かるように示すこと、そして常時見張りをすることが必要とされています。