23日朝、皇居正門前に集まった大勢の人たち。
3連休最終日の天皇誕生日は好天に恵まれました。
皇居では一般参賀が行われ、午前9時半の開門時点で1万5000人を超える人たちが列を作りました。
23日、66歳の誕生日を迎えられた天皇陛下。
陛下は午前10時半ごろ、皇后さま、愛子さま、秋篠宮ご一家とともに宮殿のベランダに立たれました。
陛下は「誕生日に、このように来ていただき、皆さんから祝っていただくことを、誠にありがたく思います。日ごとに春に向かっているのを感じます。皆さん一人一人にとって穏やかな春となるよう願っております」と述べられました。
訪れた人たちの歓声に穏やかな笑顔で応えられた両陛下。
レモンイエローの装いの愛子さまは、皇后さまと同系色コーデで、佳子さまと並び手を振られました。
そして、2025年に成年式を終えた悠仁さまも、天皇誕生日の一般参賀に初出席されました。
両陛下や皇族方は合わせて3回ベランダに立たれ、約2万1000人が陛下の誕生日を祝いました。
参賀者(高校生)は「(Q.どこから来た?)きょう埼玉から来ました」「日本の象徴である天皇陛下を初めて間近で見ることができて光栄でしたし、天皇陛下に会いに来る人の多さにも驚きました」と話しました。
午後にはお祝いの記帳も行われ、外国人の姿も多く見られました。
23日の東京都心は22.9度まで気温が上がり、5月上旬並みの陽気に。
青梅市では最高気温が25度を超え、東京で“2月の夏日”となりました。
そして、気象庁は23日午前、2年ぶりに「関東地方に春一番が吹いた」と発表しました。
こうした中、3連休最終日を楽しむ家族連れなどでにぎわっていたのが、千葉・富津市のマザー牧場。
半袖姿の人もいるなど季節外れの陽気に誘われてか、牧場に春の訪れを告げるうれしいサプライズが。
お母さんヒツジに甘えていたのは、生まれたての赤ちゃん。
牧場では23日、双子のヒツジが誕生し、訪れた人たちの目を楽しませていました。
一方、この3連休が“開園以来初”ともいえるほどの大にぎわいとなっていたのが、千葉県の市川市動植物園。
皆さんのお目当ては、オランウータンのぬいぐるみを母親代わりにして育った生後7カ月のニホンザル、パンチ君。
来園者は「家族で初めてパンチくんを見に来ようかと思いまして、来ました」「(Q.お目当て)パンチくんです。ぬいぐるみに抱きついて、ねんねしている感じ。やっぱり母親なんで切なくなりました。かわいかったです」と話しました。
群れになじめずぬいぐるみを抱く姿や、育ての親である飼育員さんにしがみつく姿などがSNSで話題となり、猿山の前は連日大混雑に。
来園者は「とても混んでいました、“パンチ効果”。みんな『パンチ!パンチ!』、みんなパンチくんにこんななって動画撮ってて。オランウータン引き連れて歩いてました。かわいかった」と話していました。
群れに戻されてひと月がたち、パンチ君の成長を感じるひと幕も。
園によると、22日の夕方には2頭のサルに念入りに毛づくろいされる姿が見られるなど、群れに着実になじんできているということです。
“パンチフィーバー”は日ごとに過熱。
お昼を過ぎると、入園待ちの列が敷地外まで延びていました。
22日の来園者は通常の約3倍となる6000人以上に。
園はやむを得ず、22日と23日の2日間にわたり午後3時での入場規制を行いました。
SNSを通じ海外でも話題となっているパンチ君。
そのあおりを受け、300km以上離れた石川・能美市の「いしかわ動物園」では、海外からパンチ君についての問い合わせが相次ぐという困った事態が起きていました。
その理由については、「いちかわ」と「いしかわ」がローマ字のつづりでCとSの1文字違いのため、海外の人たちが混同してしまったとみられています。
そもそも、「いしかわ動物園」ではニホンザルは飼育しておらず、ホームページなどで日本語と英語で注意を呼び掛けています。
一方、神奈川・松田町の「桜まつり」では想定外の事態が。
約360本のカワヅザクラと菜の花が春の訪れを告げる「桜まつり」。
例年、鮮やかなピンクの桜と黄色い菜の花のコラボレーションが見どころの祭りなのですが、2026年は乾燥の影響で菜の花の開花が遅れ、一面の黄色いじゅうたんとなるはずが、まばらな状態に。
しかし、咲き誇る桜を鑑賞した来場者からは、「(例年は)もうちょっとあったかなって正直思っちゃいましたけど、でもきょう暖かいので、菜の花はないですけど来てよかった」など満足の声も聞かれました。