就任後初めての施政方針演説で、経済対策への意欲を改めて示した高市首相。
働き方改革については「裁量労働制の見直し」も言及しました。
高市首相:
信以(もっ)て義を行い、義以て命を成す。国民の皆さまから賜ったご信任を基礎として、一つ一つの政策を誠実にぶれずに実行してまいります。
施政方針演説の冒頭、中国の古典を引用し、政権運営の決意を示した高市首相。
高市首相:
日々の暮らしと未来への不安を「希望」に変えていこうではありませんか。財政規律にも十分に配慮した財政政策こそが高市内閣の「責任ある積極財政」です。成長のスイッチを押して押して押して押して押しまくってまいります。
手取りを増やすための政策では、「超党派の『国民会議』で給付付き税額控除などの検討を進める」とした上で、「2年間の飲食料品の消費税ゼロ」について、「夏前には中間取りまとめを行い、法案の早期提出を目指す」と述べました。
また、働き方改革について、「働く方々のお声を踏まえ、裁量労働制の見直し、副業・兼業にあたっての健康確保措置の導入、テレワークなどの柔軟な働き方の拡大に向けた検討を進めます」と述べました。
経済安全保障については、中国などを念頭に、「特定国に依存しないサプライチェーンの再構築と依存脱却のための同志国との連携を強化する」と強調。
高市首相:
特に南鳥島周辺海域の海底レアアース資源活用に向け取り組みを急ぎます。
さらに、少子化対策、拉致問題の解決、憲法改正などにも意欲を示した約50分にわたる演説を「挑戦しない国に未来はありません。守るだけの政治に『希望』は生まれません。『希望』を生み出す政治を共に進めていこうではありませんか」と締めくくりました。
野党各党の受け止めは。
中道改革連合の小川代表は「食料品の消費税減税は本当にやるのか、やらないのか、演説を聞いても分かりませんでした」と述べました。
その上で、超党派の国民会議について「参加になかなか踏み切れない。野党を議論に巻き込みたいのは誠実なのかたくらみなのかはかりかねている」と述べ、高市首相との党首会談を求める考えを示しました。
国民民主党・玉木代表:
思いは伝わる内容だったと思う。今、困っている国民を助ける政策が少し薄いと感じたので、具体案をしっかりと対案として示していきたい。
チームみらい・安野党首:
食料品の消費税減税、今やるべきではないと考えているので、しっかりと論戦を交わしてまいりたい。
施政方針演説に対する各党の代表質問は、24日から行われます。