2025年11月18日に大分市佐賀関で発生した大規模火災から3か月。
大きな被害が出た田中地区の公民館に、地域のつながりを守ろうと自治会が憩いの場を作った。
その名も「関ばっくす(SEKI BACKS)」。名前に込められた思いなどを取材した。
のどかな漁師町を襲った火災から3か月
2025年11月18日に発生した佐賀関の大規模火災、住宅など194棟が焼けた。
大分市によると1月末の時点で94世帯131人が市営住宅などに身を寄せている。
のどかな漁師町を襲った火災から3か月…。
住民たちがコーヒーを飲みながらくつろいでいるのは、佐賀関の大規模火災で大きな被害が出た田中地区にある公民館である。
自宅を失い佐賀関を離れた住民が多い中、地域のつながりを守ろうと自治会が憩いの場を作った。

「佐賀関に帰ってきて欲しい」関ばっくす誕生
佐賀関に帰ってきて欲しいという思いを込めてつけた名前は「関ばっくす(SEKI BACKS)」。
18日は21日の開店を前にプレオープンとして近所の人などにコーヒーが振る舞われた。
早速訪れた住民からは「きょう玄関にこれ(チラシ)入っていたから来た。ありがたい」「おいしいです」などと喜ぶ声が聞かれた。

避難所で暮らしていた男性 1か月以上にわたって被災者にコーヒーを提供
コーヒーを提供するのは田中地区に住む渡辺忠孝さんだ。
自宅は被災を免れたものの、火災発生後しばらくは避難所で暮らしていた渡辺さん。
被災者の癒しになればと避難所で1か月以上にわたってコーヒーを提供していた。
避難所が閉鎖され、住民同士が離れ離れになる中「交流の場が欲しい」という声を受け自治会が中心となり、この取り組みを始めることを決めたという。
渡辺さんは「ここに住んでいる人、離れた人、 いつでも帰ってきてここでゆっくり話をしたりお茶を飲んで過ごしてほしい」と話している。

また、田中地区の区長で「関ばっくす」の運営にも携わる山田山田二三夫さんは「寄り添えるところがひとつあればというところで皆さんと一緒に考えて。将来的に関に、田中(地区)に帰ってくる、そのためにも必要じゃないか」と語る。
「関ばっくす」の利用は地域の住民が対象で2月21日にオープン。
その後は、火災が発生した日に合わせて毎月18日と土日祝日に開催される。
(テレビ大分)

