2月9日、岐阜・大垣市で、木造2階建て住宅約160平方メートルを全焼する火事が発生。
住民によると、「ファンヒーターのスイッチを入れ、しばらくすると出火した」といいます。
しかし、この火事の原因として消防が発表したのは、「ファンヒーターにガソリンが混入した灯油を使用した可能性」という信じがたいものでした。
ガソリンが混入した恐れがある灯油を販売していたのは、市内にあるセルフ式ガソリンスタンド「キグナス石油西濃」。
1月29日から2月13日にかけて、約1600人が購入した灯油にガソリンが混入している可能性があるといいます。
スタンドには16日、購入した灯油を持った客が大勢詰めかけていました。
購入した人たちからは「不安です。こんなことあってはいけない」「なんで?って感じ、なんでこうなったのか」「(Q.いつ購入した?)1月30日です。火が出ちゃうと怖いので安心のために来ました」という声が聞かれました。
スタンドには、「ファンヒーターが火を噴いた」「灯油のにおいが変」などと苦情が相次いでいるといいます。
灯油ではなくガソリンが暖房器具に注入されると、どうなってしまうのか検証した映像を見てみると、石油ストーブは爆発音を上げ、みるみる炎に包まれてしまいました。
また石油ファンヒーターの場合でも、何度も爆発音を上げ、急激に激しい炎に包まれてしまいました。
そもそも、どんな場合にガソリンと灯油が混入する可能性が考えられるのか。
東京都内のガソリンスタンド「田中商事 西綾瀬SS」の三枝直樹店長に話を聞くと、「タンクローリーからホースを伸ばして軽油やガソリンにつなげる。ガソリンを下ろそうとしてガソリンの所つなごうとしたのが間違えて灯油につないでしまったとかそういう可能性ですよね」と答えてくれました。
また、タンクローリーに積んでいる燃料を勘違いしてしまうなど、人為的ミスで混入してしまう危険性があると指摘します。
別の燃料がタンクに混入してしまう事案は、2024年だけでも全国で41件も発生。
消防は、火災につながる恐れがあるため購入者は使用せず、ガソリンスタンドや消防署に連絡するよう呼びかけています。