福岡市の病院が救急車の購入費を募るクラウドファンディングを始めました。
ひっ迫する救急現場の負担軽減につなげたい考えです。
福岡市の中心部にある済生会福岡総合病院。
緊急性の高い重症患者を24時間体制で受け入れる中核病院です。
その玄関には…。
◆記者リポート
「救急車のイラストとともに、クラウドファンディング挑戦中と打ち出されています」
2月に病院が始めたのは、救急車の購入資金を募るクラウドファンディングです。
◆済生会福岡総合病院 定永倫明 院長
「第一目標金額は1500万円。今年6月納車予定の救急車購入資金の一部とします」
救急車1台の価格は約2500万円。
高額なため病院の資金だけではまかないきれず、購入費の一部を広く募ることにしました。
目標は1500万円です。
通常、救急搬送は消防が担いますが、この病院では5年前に1台目の「病院救急車」を導入しました。
◆集中治療部 久城正紀 部長
「消防署が119番通報にすぐ対応できるようにするのも、病院救急車の重要な役割になってくると思う」
福岡市では人口増加や高齢化を背景に救急搬送の件数が急増し、去年は8万6201件と5年前と比べて約20%増えました。
このうち6000件あまりは症状に応じて別の医療機関へ移る「転院搬送」です。
済生会福岡総合病院ではこの転院搬送に自前の救急車を活用することで、ひっ迫する救急現場の負担軽減につなげたいとしています。