母国を離れ、富山で暮らす人の日常を紹介するシリーズ。

13日は技能実習生として来日し、滑川市の工場で働くベトナム出身の女性です。

滑川市の工場で働くベトナム出身のディン・ティ・キム・チさんです。

Q.どんな仕事?
「ベアリングを作ります。毎日、材料を機械に投入する。機械は自動加工、終わったら製品を測る。仕事は大変ですけど、毎日いろいろなことを学べる」

技能実習生として7年前に来日、この会社を選んだのは「富山は地震が少ない」と聞いたから。

Q.日本に来た理由は?
「自分に挑戦したい。家族を支えられる仕事をしたいと思います」

4人家族の長女、チさん、送り出し機関の手数料などおよそ40万円の借金をして日本に来ました。

Q.(借金返済は)いまも?
「終わりました。大丈夫です」
Q.これからは?
「自分の小さな家族を持ちたい。結婚したい」

家族で暮らしたいと言うチさんに呼ばれてとあるお宅を訪ねました。

「これはおせち料理です」

交流イベントで知り合った布村さん。時折こうして自宅に招いてくれるそうです。

「ベトナムのぜんざいです」

この日は、ベトナムと日本のおせち料理で新年のお祝いをしました。

「友達です」

同じベトナム出身のフォンさんも一緒です。

一人暮らしのチさんにとってみんなで囲む食事は何よりの楽しみです。

「お母さん、この料理の名前は?」
「ローストビーフ」
「これ、中は?」
「豆です。緑の豆です」
「日本で中々食べれないよね、お正月の料理だから」
「今日は一番の…」
「豪華?」
「元旦の食事」

本当の娘のように接してくれる布村さん夫婦の存在が故郷の家族と離れて暮らすチさんの心の拠り所になっています。

「ベトナムのお父さんに話しました。日本のお父さん、お母さん。新しいお父さん、お母さん、います。お父さんは安心しました」

布村さんの妻と初詣で訪れた神社でおみくじをしたチさん。

「縁談、結婚できるかどうか」「神経質にならないで、神様の幸せなご縁を待ちなさい(と書いてあるよ)、あまり心配しなくてもいいことあるよ」

Q.チさんにとって富山は?
「富山と日本は私の第二の故郷です。ここで多くの出会いがあり、学ぶこともいっぱい」
Q.富山は楽しいですか?
「楽しいです、本当に。ありがとうございます」

技能実習生として来日し、特定技能の資格を取って国内で長く働く人も増えていて、富山労働局によりますと県内の外国人労働者の数は1万6460人、外国人を雇用する事業所は2651か所といずれも過去最多となっています。

富山テレビ
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