テレビ宮崎の夕方ニュース「#Link」でお天気コーナーを担当している気象予報士・古山圭子さんが天気の豆知識を解説するコーナー。今回は、「静電気」についてお伝えします。

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連休明けで久しぶりに出演の古山予報士。児玉アナとは久しぶり…ということで、握手を求めて両手を出しましたが…手と手が触れた瞬間、「バチッ!!」と来ました。そう、静電気です。空気が乾燥し、1日の中での気温差が激しくなるこの時期、なぜ私たちは「バチッ」という衝撃に見舞われやすくなるのでしょうか。

静電気が溜まりやすいのは「スニーカー」の人?

ここで古山予報士からのお天気クイズ。

古山予報士:静電気が溜まりやすいのは、革靴の人とスニーカーの人、どちらでしょうか?

この日の児玉アナは革靴でしたが、正解は、「スニーカーの人」でした。

静電気対策コンサルタントの鈴木政典さんによると、その理由は靴底の素材にあります。スニーカーに多い「ゴム底」は電気を通しにくい性質を持っているため、動くことで発生した電気が地面に逃げず、体の中に溜まってしまうのです。

また、静電気の溜まりやすさには体質や行動も関係しています。

乾燥肌の人:水分は電気を逃がす性質があるため、肌が乾燥していると電気が蓄積されやすくなります。

よく動く人:動作が多いほど服同士の摩擦が起こり、静電気が発生しやすくなります。

服の「着脱」が静電気を呼ぶ

なぜこの時期、特に静電気に注意が必要なのでしょうか。それは、1日の中での激しい気温の変化が関係しています。

この日の宮崎市は、朝の最低気温が都城や美郷で氷点下となる「真冬並み」の冷え込みだった一方、日中の最高気温は17度前後と「3月並み」まで上昇しました。このように気温差が大きいと、一日のうちに何度も服を脱いだり着たりすることになります。この「着脱時の摩擦」こそが、静電気を大量に発生させる原因なのです。

バチバチ!!を防ぐ「服の素材」の組み合わせ

古山予報士は、静電気を防ぐための「服の選び方」についても解説しました。ポイントは、素材が持つ「プラス」と「マイナス」の性質です。

物質にはプラスに帯電しやすいものと、マイナスに帯電しやすいものがあります。

プラスに帯電しやすい: ナイロン、ウールなど
マイナスに帯電しやすい:アクリル、ポリエステルなど

このプラスとマイナスの距離が離れている素材同士を組み合わせると、静電気が発生しやすくなります。例えば、「ナイロンのダウンジャケット」と「アクリルのセーター」の組み合わせは、まさに「バッチバチ」になってしまう組み合わせです。

対策としては、なるべく近い性質の素材(例:ウールのコートと綿のシャツなど)を組み合わせることが有効です。

今日からできる!3つの静電気対策

素材の組み合わせをすべて覚えるのは大変ですが、古山予報士は日常生活で簡単にできる対策を3つ紹介しました。

1. 柔軟剤を使う衣類を洗濯する際に柔軟剤を使用すると、繊維の表面が滑らかになり、摩擦そのものを減らすことができます。

2.空気の加湿や肌の保湿をすることで、空気中の水分を通じて電気が自然に逃げやすくなります。

3.  こまめに放電する金属製のドアノブなどに触れる前に、木製の家具やコンクリートの壁などにタッチしてください。「トントン」と触れることで、体に溜まった電気をゆっくりと逃がすことができます。

空気が乾燥し、気温差が激しい日が続きますが、服の素材選びや「トントン」の習慣を取り入れて、快適に過ごしたいですね。

(テレビ宮崎)

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