
感染症や花粉対策でマスクを着用する機会が増える中、目の乾燥を引き起こす「マスクドライアイ」への注意が呼びかけられている。その原因と対策について、専門家に話を聞いた。
「マスクドライアイ」とは
宮崎市にある川島眼科の川島拓医師は、ドライアイの一種である「マスクドライアイ」について、日常的にマスクを長時間着用する人は注意が必要だと指摘する。

川島拓医師:
「マスクドライアイ」とは、マスクをつけた状態で呼吸した際に、マスクの隙間、特に上部から息が目に流れ込み、目に乾燥を引き起こす。

眼鏡をかけた状態でマスクをするとレンズが曇る現象と同様に、マスクの隙間から吐いた息が目に流れ込み、目の乾燥を引き起こすという。
川島医師は「乾燥が進む冬の時期は、一般的にドライアイが増える時期であり、花粉症が本格化するとマスク着用者が増加するため、特に要注意な時期」と話す。
また、暖房器具の使用による乾燥も原因とされている。
目の症状から体調不良も
マスクを日常的に着用する人は、以下の症状に心当たりがないか確認が必要だ。

「マスクドライアイ」目の症状
・しみる
・疲れやすい
・ゴロゴロする
・充血する
・刺すような痛み
・光を見るとまぶしい
・いつも涙目(目の表面に傷がついている可能性)など
川島医師によると、ドライアイの症状から肩こりや頭痛につながるケースもあるため、体調面への影響にも注意が必要だという。
適切なマスクと目薬で対策を
「マスクドライアイ」から目を守るためには、いくつかの対策が有効である。まずは、着用するマスクを見直すことが推奨される。

・顔のサイズに合ったマスクを選ぶ
・鼻当て部分のワイヤを顔の形にしっかりフィットさせる
また、目薬を選ぶ際にもポイントがある。

ドライアイの症状がある場合、添加物の刺激に過敏になっていることもあるため、人工涙液(涙に近い成分の目薬)を選ぶと良いという。
さらに、目を温めると涙の分泌が促されるため、ホットアイマスクなどを使って温めることも有効だ。

そのほか、部屋の適度な加湿も。

川島拓医師:
まずは体調管理と十分な睡眠をとることはとても大切。マスクドライアイの症状だと気づかずに苦労されている方も多くいると思うので、一度医師に相談を。
(テレビ宮崎)