ミラノ・コルティナオリンピックに出場予定だったウクライナの選手が追悼ヘルメットの着用をめぐる失格処分の取り消しを求めてCAS=スポーツ仲裁裁判所に提訴しましたが、CASは13日、訴えを棄却しました。
ウクライナのスケルトン男子代表、ウラジスラフ・ヘラスケビッチ選手はロシア侵攻の犠牲となったアスリートたちの姿を描いたヘルメットを競技で着用しようとして12日に失格となり、処分取り消しを求めてCASに提訴しています。
CASは13日、ミラノ市内で選手本人への聞き取りを行い、その後、訴えを棄却したと発表しました。
CASは声明で「ヘルメットによる追悼と戦争被害の訴えに「強い共感」を示す」としながらも、「競技中の表現は制限する代わりに記者会見やSNSなど、他の場での表現機会が確保されている点を重視した」としています。
CASはオリンピック期間中の係争に対応するためミラノ市内に臨時の事務所を開設していて訴えからわずか1日ほどで裁定を下した形です。