兵庫・たつの市の母娘殺害事件で指名手配された男は、事件後も現場周辺や近隣で複数回目撃されていた。
不自然な行動も確認されていて、警察は周辺に潜伏している可能性も含め捜査している。

容疑者実家から包丁押収も「関連性なし」

兵庫・たつの市で母親と娘が殺害された事件で逃走を続ける男の新たな写真が公開された。

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カメラに背を向けた状態でいすに座るメガネ姿の男。
これが27日午後公開された、大山賢二(おおやま・けんじ)容疑者の画像。

女性を殺害した疑いで大山容疑者の行方を追っている警察は、3日連続で大山容疑者の実家の捜査を行った。

兵庫・たつの市にあるこの家からは26日、包丁のようなものが押収されたということだが、警察は「事件と関連性はない」としている。

大山容疑者が10年ほど前まで住んでいたとみられるこの家の隣に住んでいたのが、殺害された田中澄惠(たなか・すみえ)さん(74)と娘の千尋(ちひろ)さん(52)。

田中さんの自宅の玄関前には、血痕のようなものが赤く残されていて、赤く染まっていた。

司法解剖の結果、5月13日ごろ死亡したとみられている田中さん親子。
捜査関係者への取材で、事件の数日前、母・澄惠さんが知人に対し、「空き巣に入られたかもしれない」と話していたことが分かった。

警察はこの件について、事件後に把握していて、関連性を慎重に調べている。

事件前日とみられる5月12日、現場近くの駅では、焦った様子の大山容疑者を親族が目撃していた。

大山賢二容疑者の親族:
5月12日の昼12時から1時の間。(大山容疑者が)現場の方から新宮駅に向かって猛ダッシュで走っていったんで、「あれ?」と思って階段の方に行ったら、階段もバーって上がっていったんで、駅に入ったかどうかも全然わからないですけど、そこまでは。
結構焦った感じで。階段上がって後ろを通る時も、まあまあなスピードで走っていったんで…。

ーーその時の服装とかは?
大山賢二容疑者の親族:

(警察公開の動画と同じ)あのまんまの姿で、そのままバーって走っていっちゃったんで、「あれ?」と思って。

この目撃情報のあと、大山容疑者の姿が確認されたのは、事件翌日とみられる5月14日だった。

大山容疑者は事件後、公共交通機関を利用していたとみられている。
事件現場から最寄りの播磨新宮駅の防犯カメラに姿が映っていたという。

同じ日に別の駅でも…。
2駅離れた本竜野駅でも、大山容疑者の姿が駅の防犯カメラにとらえられていたという。

そして2日後には、現場から約30kmほど離れた兵庫・高砂市内の路上に寝ていた大山容疑者に警察官が声をかけていたことが分かっている。

この時、大山容疑者の所持金は550円で、スマートフォンやICカードなども持っていなかったという。
そして翌日の17日には、現場近くの住宅前に座り込む大山容疑者が住民によって目撃されている。

大山容疑者の行動について、専門家は…。

元埼玉県警捜査1課・佐々木成三さん:
やっぱりその後の行動がかなり不自然というか、警察から逃げようとしている考えを持っている人物の行動ではないんですよ。道路で寝ていたりとか自宅の玄関の前で座っていたりとか。こういったものからすると、もう犯行後のことはまったく考えてなかったんじゃないかなと思いますね。

警察は、大山容疑者が現場周辺にいる可能性も含め、捜査している。
(「イット!」5月27日放送より)

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