尾道市の水道局トップの職員が官製談合に関わった罪で12日起訴された事件で、市は、およそ4カ月前に事案を把握してからも、職員を通常通り勤務させていたと会見で明らかにしました。
【尾道市・平谷祐宏市長】
「大変強く責任を感じているとともに慚愧に堪えないところでございます。誠に申し訳ございません」
官製談合防止法違反などの罪で起訴された、尾道市・上下水道局の槙山博之被告(69)。市の水道事業のトップにあたる人物です。
捜査関係者などによりますと槙山被告は去年、市が発注した上下水道工事など複数の工事をめぐって、市内の建設会社の役員に予定入札価格を漏らした疑いで先月22日付けで広島地検に書類送検され、12日、起訴されました。
【尾道市上下水道局・高垣利朗局長】
「その話を聞いたのは10月16日だったと思います。本人から「任意で事情(聴取)を受けている」と話がありました」
市は、事案を把握してから12日までのおよそ4カ月間、槙山被告を通常通り勤務させていたということです。
【尾道市・平谷祐宏市長】
「警察の対応に全面協力するということが基本で対応していますので、出勤停止をするということはその時点では考えていませんでした」
尾道市ではおととしにも、談合事件で職員が逮捕されていて、入札制度を見直すなどして信頼回復を図っているところでした。