きょうの祝日は建国記念の日です。
鹿児島市では憲法改正に反対、賛成それぞれの立場の団体が集会を開き、異例の短期決戦となった衆院選についても触れられました。
11日午前、鹿児島市の県教育会館では護憲平和フォーラムの集会が開かれ、95人が参加しました。
集会では政治学が専門の九州大学の出水薫教授が講演し、先日の衆院選についてこのように述べました。
九州大学(政治学)・出水薫教授
「憲法の脱法的運用である7条解散は国民の参政権を侵害するような事態となった。今回の解散総選挙は大勝利を収めたからといって正当化され得るものではない」
その上で出水教授は憲法改正をめぐる今後の動向について自身の考えを述べました。
九州大学(政治学)・出水薫教授
「間違いなく3年以内に9条は改憲される可能性が高い。(従来の護憲活動は)文章としての憲法を変えさせないことに力点が置かれていた。(改憲後に)どのような意味で護憲運動を続けるつもりなのか。どういう観点から何を守るために巻き返しと呼べるような働きかけができるのか」
平和を守るためにどのように憲法を守っていくのか参加者に問いかけていました。
日本会議鹿児島・村島定行会長
「「日本国がどういう国であるかを建国以来の歴史を振り返り、素晴らしい国であることを確認する必要がある」
一方、午後からカクイックス交流センターで集会を開いたのは、憲法改正を訴える民間団体「日本会議鹿児島」です。
約300人が参加した集会では、作家でジャーナリストの門田隆将さんが講演を行い、衆院選での自民党圧勝を受けて次のように話しました。
作家・ジャーナリスト 門田隆将さん
「(自民党は)衆議院で圧倒的な300超えの議席を得た。それで改革のスピードが緩かったらこれは許されません。今回300議席を超えてきたら少数意見も大切にしたらいいが国民の意思が出てくるわけだから、憲法改正に向かって突き進んでもらわないと困る」
会では中国による台湾への軍事侵攻を想定した、いわゆる「台湾有事」が切迫している状況だとして、改憲議論の推進を呼びかける内容の決議文が採択されました。