東京都内のホテルで30日、高円宮家の三女・絢子さんと日本郵船に勤務する守谷慧さんの結婚を祝う晩さん会が行われた。

黒のタキシード姿の慧さんと、白いレースをあしらったピンク色のドレス姿の絢子さん。

そこには、絢子さんの母・久子さまたっての思いが込められているという

両家の縁を結んだ淡いピンクのシルク生地

 
 
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絢子さんと慧さんが座るメインテーブルには皇太子ご夫妻、秋篠宮ご夫妻、安倍首相と昭恵夫人が同席した。

別のテーブルには母・久子さまや眞子さまの姿もあり、晩さん会には70人が出席された。

 
 

29日の結婚式での装束姿から一転、絢子さんは晩さん会では白いレースをあしらったピンク色のドレス姿を披露した。

 
 

今回、絢子さんのドレスを担当したデザイナーの鈴木紀男さんは、「(絢子さんから)お嫁に行くときは『紀男先生お願いね。私、かわいくね』と、いつも言われていたので、やはり今回は重大な責任があります…」と話した。

鈴木さんと高円宮家とのつながりは深く、1990年に久子さまのマタニティ・イブニングドレスを作ったのが始まりだったという。
この時に、久子さまのお腹の中にいたのが絢子さん。

2014年には、絢子さんの姉・千家典子さんの披露宴と晩さん会のドレスもデザインしている。

また、鈴木さんは「久子さまから相手方のお母さまから頂いたお生地なので、どうしてもこの生地は使ってほしい」とお願いされたことを明かした。

 
 

ドレスに使われている淡いピンクのシルク生地は、カンボジアの女性が織り上げたもので、発展途上国の支援に力を入れていた慧さんの亡くなった母・季美枝さんが絢子さんの母・久子さまに贈ったものだという。

そして、今回、両家の縁を結ぶドレスへと生まれ変わった。

鈴木さんは「久子さまが『絢子、キレイに見えるわよ』と仰ってくださって。絢子さんが『お母様、そう?うれしいわ』と仰ってましたから、とても素敵な親子の会話です」と微笑ましいエピソードを明かした。

友人が見た晩さん会での2人の仲睦まじい様子

絢子さんのこだわりはドレスだけではないという。

 
 

ヘアメイクを担当した山﨑伊久江さんは「ドレスの小花を邪魔しないようなヘアスタイルを、まず私と絢子さんで考えさせていただきました。宮家を離れて初めての晩さん会ということで、今までにしてこられなかったような、ヘアスタイルをしてみたいということで」と話した。

29日の結婚式での伝統的な髪形から一転、美しく編み込まれた髪にティアラが飾り付けられていた。

 
 

晩さん会に出席した絢子さんの幼稚園時代からの友人・近藤祥子さんは「歩かれる際にも守谷さんが絢子さんの手を引かれたり、ドレスの裾を気遣っていらっしゃるようなところは見受けられました。絢子さんに『大丈夫?』というような声をかけていらっしゃる様子がありました」と明かした。

 
 

また、絢子さんが手に持っていたブーケについて「かわいいブーケだというお話をさせて頂いて、絢子さんから『いる?』と聞かれ…、図々しくも頂きました」と幸せのおすそ分けがあったという。

(「めざましテレビ」10月31日放送分より)